センバツ高校野球 作新学院 「県民に勇気と感動を」 甲子園へ出発 JR宇都宮駅 /栃木
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する作新学院の出発式が11日朝、JR宇都宮駅構内で開かれ、生徒や保護者ら計約120人が見送りに駆けつけた。【面川美栄】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 式には、船田元学院長や県高野連の神部知重理事長らが出席。船田学院長は大阪桐蔭(大阪)や愛工大名電(愛知)などの強豪校と同じブロックに入ったことに触れながら、「決して緊張せず、日ごろの成果を十分に出し切れば、必ず優勝に結びつく。今年も甲子園に作新の風が吹くように、活躍を期待する」と選手らを激励した。JR宇都宮駅の北野谷伸一駅長は「努力と熱意は、被災地に希望と感動を与えてくれると期待している」と話し、記念品として必勝の願いを込めた硬球を贈った。 励ましを受けた小森一誠主将(2年)は「選手一丸となり、県民の皆様、被災地の皆様方に勇気と感動を与えられるよう、頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」とあいさつした。見送りに来ていた広田瑠稀哉選手(2年)の母須磨子さん(51)は「甲子園の土を誰もが踏めるわけではない。高校生らしいはつらつとしたプレーをして、楽しんでほしい」と期待した。 選手たちは新幹線で宿舎のある大阪市へ向かった。作新学院は大会5日目の第1試合(午前9時開始)で、9年ぶり6回目のセンバツ出場となる神村学園(鹿児島)と対戦する。