<日野聡×伊藤美来>「魔王2099」インタビュー 二人の安心感 掛け合いのテンポ感を大切に
日野さん 高橋(菱川花菜さんが演じる自称・スーパー天才美少女ハッカー)の存在も大きいよね。ベルトールとは違う種類のボケボケでして(笑い)。マキナと高橋は、説明するシーンや緊張感のあるシーンも多いですよね。
伊藤さん 説明は長いせりふも多いんです。
日野さん 序盤は特にそうだよね。
伊藤さん 説明ぜりふやシリアスなシーンは、見ている人の耳にちゃんと入ってこないと理解してもらえないので、慎重に気を付けながら演じています。コミカルなシーンはポンポンポンといくので、コントラストを楽しんでいただけるはずです。ベルトール様の実況配信もすごいですよね。
日野さん 実況シーンも重要ですよね。配信を見ている人のコメントもすごいので、ぜひ注目してほしいです。あと、よくネットで聞くAI風の音声?も声優が実際に声で表現しているので注目です。AIへの挑戦ですよ。
伊藤さん びっくりしました。
◇伊藤美来の頼もしさ、心強さ
--日野さん伊藤さんはこれまでも共演経験がありますが、お互いの役者としての印象は?
伊藤さん コンビの役が多いんですね。上司もありましたし。
日野さん 確かにそうですね。私は安心しきっています。
伊藤さん 原作のPVの時からうれしかったです。
日野さん あのPVの後、共演させていただく機会が増えました。休憩時間には「仮面ライダー」の話をしたりね。
伊藤さん 私のお話に付き合っていただけるんです。とてもうれしいですし、日野さんは本当にすごいです! 毎回毎回、日野さんの作品に対する研究の仕方、役への向き合い方を勉強させていただいています。自分のキャラクターだけじゃなくて、作品のことを考えた質問、相談、ディスカッションをされていて、横で見ながら、すごいな!と感じています。今回も第1話はすごく緊張していたんですけど、隣に日野さんがいてくださるだけで安心して収録に臨めました。
日野さん そんなことを言ってもらえることがないので、うれしいです。僕自身も同じように、安心しています。掛け合いもそうなんですけど、各作品で彼女が役とどう向き合い、作り込むのかを見てきているので、今回も絶対面白いものになるという確信もありました。そういった意味での安心感があります。取材やイベントでもご一緒させていただく機会が多く、そういう時の頼もしさ、心強さもあります。何かあった時、瞬時に察してフォローしてくださるんです。僕自身も非常に助かっています。