Apple Intelligenceの最初の機能が利用可能に 使うにはデバイスとSiriの言語を英語にする必要あり
iOS 18.1など、iOS/iPadOS/macOSの新バージョンの配信により、対応モデルでApple Intelligenceの利用が可能になった。ただし、現時点での利用にはデバイスの言語設定を英語にする必要がある 【もっと写真を見る】
アップルは28日(現地時間)、iOS 18.1/iPadOS 18.1/macOS Sequoia 15.1の配信を開始すると共に、Apple Intelligenceの初期機能が利用可能になったと発表した。今後数ヵ月の間にさらに多くの機能を提供するとしている。 なお、対応モデルは、iPhoneはiPhone 15 Pro/Pro Maxと16シリーズ、iPadはApple Mシリーズを搭載するiPad Pro/iPad AirとA17 Pro搭載のiPad mini、MacはApple Mシリーズ搭載の各製品。 ■当初は米国英語のみで、日本語などの多様な言語には今後1年間で対応する予定 当初対応するのは英語のみで、日本のユーザーが使うにはデバイスとSiriの言語を「英語(米国)」に設定する必要がある。12月にオーストラリア、カナダ、英国などの英語圏をサポート。さらに今後の1年間で、日本語をはじめ、中国語、インドやシンガポールの英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語などの言語にも対応するとしている。 初期のApple Intelligenceの機能としては以下のようなものがある。 ・作文ツール 文字入力が可能な多くのアプリで、生成AIによるテキストの書き直し、校正、要約、言葉使いの洗練化といった処理が可能に。また、テキストを選択してメニューから実行することで、読みやすい段落分け、箇条書き、リスト化などをしてくれる。 ・より自然な会話が可能なSiri iPhoneやiPadでSiriが動作している際に画面の縁を囲うように光るデザインに変更。ユーザーがうまく指示をできない場合でも話を読み取り、1つのリクエストから次のリクエストへと文脈を保ってくれる。 ・自然文で検索が可能になった写真アプリ 自然な言葉使いでユーザーが探している写真を検索可能に。また、動画の検索も同様に可能で、動画内の特定の場面で起きたことなどを伝えるだけで、すぐにそのシーンを表示してくれる。 12月に搭載される新機能では、知人や家族の写真からパーソナライズされた絵文字を作成したり、「Image Playgroud」では簡単な指示からの画像生成、「画像マジックワンド」はラフスケッチからの美しい画像の生成といったことが可能になる予定。 文● オカモト/ASCII