『ONE PIECE』S2はゾロ&サンジの活躍に期待? 実写化が待ち遠しい名シーンの数々
アラバスタで描かれる“運命の出会い”の数々
サンジとゾロの活躍以外にも、シーズン2にはいろいろと期待したい場面が多い。アラバスタ編といえば、ルフィの兄であるポートガス・D・エースが初登場する章でもある。スモーカー大佐に追われるルフィを助けるために能力を使い、「メラメラの実」と「モクモクの実」で引き分けになるシーンや、海軍の船5隻を「火拳」一発で沈めてみせるシーンは、原作ファンなら誰もが覚えているはず。 実写版のエース役のキャストはまだ発表されていないが、メインキャラクターなので出番がカットされることはおそらくないだろう。 また、ゾロとたしぎとの出会いにも注目したい。たしぎはゾロの幼なじみ・くいなにそっくりな顔をしたスモーカーの副官で、本来はローグタウンで初登場するキャラクター。しかし実写版ではローグタウンを飛び越してルフィたちの進水式が描かれていたため、アラバスタにてあらためて登場する可能性が高いと思われる。というのも原作でもゾロがクロコダイルのもとに向かっている最中に、たしぎと再会するところが描かれていたからだ。 ちなみにシーズン2のキャスト情報として、スモーカー役をカラム・カー、たしぎ役をジュリア・レーヴァルトが演じることがすでに発表されている。 そのほかアラバスタ編では、シュールな迷シーンも多い。代表的なのは、ウイスキーピークでミス・ウェンズデーが披露した「魅惑のメマーイダンス」だ。彼女はセクシーな服を着て、怪しい腰つきの踊りによってゾロに洗脳を仕掛けたのだが、後にアラバスタの王女・ビビであることが判明したため、ファンからは“黒歴史”扱いされている。 さらにシスターの格好をした敵、ミス・キャサリーナが十字架を使って「神のご加護目潰し」を発射してくるところも、マニアックな人気を誇る場面だ。 なお、おそらくシーズン2ではシーズン1よりもCGが多く活用されることになるはず。雪山のマナーを守るハイキングベア、出会った人に勝負を挑むクンフージュゴン、やさぐれたラクダのヤサラクダなど、アラバスタ編ではおかしな動物たちが次々登場するからだ。 なにより気になるのはやはりドラム島で仲間になるトニートニー・チョッパーだが、その愛くるしい見た目はいかにして表現されるのだろうか。 注目ポイントが山ほどある実写『ONE PIECE』シーズン2。シーズン1は実写化作品としては異例なほどクオリティが高かったので、ふたたび傑作を作ってくれることを期待したい。
キットゥン希美