台風は明日に東北へ上陸 線状降水帯の発生の恐れ お盆後半は新たな熱帯擾乱にも注意
台風の大雨 洪水から命を守るためには どこへ避難?
台風によって大雨になると、川の水が増水するなど、洪水の危険度が高まります。洪水で命の危険が迫った場合、建物の上の階に避難すべきか、建物から離れて避難する必要があるのか、命を守るべき行動が違ってきます。 ①堤防の近くで、川が氾濫すると、建物の流出が想定される場合 ②建物の最上階の床まで、水が浸水すると想定される場合 ③地下室などに、水が浸水すると想定される場合 ④海抜ゼロメートル地帯で、長い時間、浸水が続くと想定される場合 ⑤山間部で川の流れの速い所など、建物の流出が想定される場合 こんな場合は命に危険が及びますので、建物の2階以上に避難する「垂直避難」ではなく、建物から離れる「立ち退き避難」をしてください。
お盆後半も天気の急変に注意 新たな熱帯擾乱発生か
お盆後半にかけても晴れる所が多く、関東から九州では猛烈な暑さが続きます。ただ、日差しの照りつける所でも、にわか雨や雷雨になる所があるでしょう。屋外でのレジャーやイベントは、天気の急変にご注意ください。 また、不確定要素がありますが、日本の南には別に新たな熱帯擾乱が発生する見通しです。海面水温が高いため、台風にまで発達する見込みで、来週後半は日本列島に影響を及ぼすおそれもあります。 熱帯擾乱の動向によっては、お盆後半の天気予報が大きく変わる可能性もあります。今後も最新の気象情報をこまめにチェックしましょう。
日本気象協会 本社 岡本 朋子