アマチュア2冠の大橋蓮、プロデビュー戦で1回TKO勝ち 次戦は8月4日に静岡で6回戦
プロボクシングのフェザー級6回戦が25日、東京・後楽園ホールで行われた。アマチュア2冠の大橋蓮(22)がアタッチャイ・プラソエトリ(22)=タイ=に1回2分34秒TKO勝ち。プロデビュー戦で豪快な左ストレートを決めた。次戦は8月4日に静岡・ふじさんめっせで行われる同級6回戦に出場する(対戦相手未定)。 1回に左ストレートでグラつかせると、連打から再度の左ストレートでロープまで吹っ飛ばす豪快なTKO勝利。大橋は24日に「左ストレートで相手を倒したい」と話していた通り、得意の左の強打で試合を終わらせた。「8オンス(のグローブ)で殴り合うっていうのに憧れがあったので、すごく気持ちよく倒すことができてうれしい」と笑顔を見せた。 1月末に東農大を3年で中退した強打のサウスポーは同興行のメインイベントで3度目の防衛に成功した、同じく東農大出身の日本フェザー級王者の松本圭佑(24)=大橋=とスパーリングを重ね、自信を持ってリングに上がった。「8月4日に試合がまたある。その試合もしっかりともちろんKOで勝って、その次の試合につなげられるように頑張ります」。大橋ジム初の大橋姓のプロボクサーが世界王者への第一歩を踏み出した。 興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で午後5時45分から無料生配信された。大橋のアマチュア戦績は55戦38勝(15KO・RSC)17敗、アタッチャイのプロ戦績は7戦4勝(2KO)3敗となった。(尾﨑陽介)