ノーベル平和賞の被団協 同じ受賞歴の「ICAN」創設メンバーが祝意と連携へ決意【長崎市】
日本被団協のノーベル平和賞受賞決定から1カ月です。 核兵器禁止条約の採択に貢献したとして、2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーンICANの創設メンバーがお祝いのため長崎を訪れました。 「おめでとうございます」 長崎原爆被災者協議会にノーベル平和賞受賞のお祝いに訪れたのは、核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」のティム・ライトさんと国際運営委員の川崎哲さんです。 メリッサ・パーク事務局長からのお祝いのメッセージなどを手渡しました。 ICAN条約コーディネーター 「(被団協のノーベル平和賞受賞の)決定は世界に『今こそ目覚めて核兵器廃絶のために活動しなければいけない』との呼びかけだろうと思っている」 日本被団協 田中重光 代表委員 「これからもっと核兵器をなくす運動が世界中に燎原の火のように広がっていくことを願っています」 ICANは核兵器禁止条約の採択に貢献したとして、2017年にノーベル平和賞を受賞しています。 ティム・ライト氏 「(今回の受賞が)日本政府に核兵器禁止条約に加わることへのプレッシャーになると期待している」 ICANでは、日本政府が核兵器禁止条約に署名・批准することを目指し、まずは2025年3月の締約国会議に日本が参加、あるいはオブザーバー参加することを求めています。 国際運営委員の川崎さんは、被団協の代表団の一員としてオスロに向かうことになっていて、ICANは今後も日本被団協との連携を深めていくとしています。
テレビ長崎