【NBA】河村勇輝がキャリアハイの10得点!モラント欠場のグリズリーズはウエスト首位のサンダーに完敗<DUNKSHOOT>
現地時間12月29日(日本時間30日、日付は以下同)、ウエスタン・カンファレンス2位のメンフィス・グリズリーズは同1位のオクラホマシティ・サンダーとアウェーで対戦した。 【動画】NBAで初の2桁得点をマークした河村のハイライト! この日のグリズリーズの先発はスコッティ・ピッペンJr.、デズモンド・ベイン、ジェイレン・ウェルズ、ジョン・コンチャー、ジャレン・ジャクソンJr.の5人。エースのジャ・モラント(肩)をはじめ、サンティ・アルダマ(足首の捻挫)、マーカス・スマート(右人差し指)、ザック・イディー(脳震盪)など主力の故障離脱が相次ぎ、2日前にGリーグの試合に出場していた2WAY契約の河村勇輝が急遽ベンチ入りを果たした。 グリズリーズはウェルズのジャンパー、ベインの3ポイント、ジャクソンJr.のフローターと開始3分で9-0とスタートダッシュに成功。しかし、レギュラーシーズンで10連勝中のサンダーは、タイムアウト後にシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)、ジェイレン・ウィリアムズらが得点を重ねて同点に追いつく。その後は一進一退の展開が続いたが、SGAやベンチのアーロン・ウィギンズ、新人のエイジェイ・ミッチェルの活躍でサンダーが34-31と逆転して第1クォーターを終える。 第2クォーターのグリズリーズはピッペンJr.やジャクソンJr.が攻撃の起点として奮闘するも、徐々に地力の差が出始める。相手の堅守の前にシュートミスやターンオーバーを連発し、ディフェンスでもサンダーに連続3ポイントを決められるなど残り6分20秒から15-0のランで一気に流れを掴まれ、50-76と26点差で折り返す。 後半に入るとサンダーは3ポイントを筆頭にシュート成功率が落ち始めるが、グリズリーズもオフェンスが停滞し点差を詰めることができない。終盤にはSGAに連続得点を許し、73-102でラスト12分へ。 大差がついたことで、河村は第4クォーター残り11分1秒にコートへ。登場直後にリバウンドを奪うと、10分7秒にドライブから絶妙なノールックパスでジェイ・ハフのダンクをアシスト、その1分後には早い展開からプルアップジャンパーで12月8日のワシントン・ウィザーズ戦以来の得点をあげる。 良い形でゲームに入った河村は7分21秒にルーク・ケナードの3ポイントを演出、さらに6分22秒にはハフのパスから3ポイントをヒット。2分33秒にはバウンドパスで同じ2WAY契約のコリン・キャッスルトンの3点プレーをお膳立てする。 勢いに乗る背番号17は、2分9秒に相手を抜き去ってレイアップでフィニッシュ。次のオフェンスでは3ポイントを決めて10得点目をマーク。グリズリーズは106-130で完敗したが、河村は11分間の出場で10得点、3リバウンド、3アシスト、フィールドゴール成功率80.0%(4/5)、3ポイント成功率66.7%(2/3)を記録。プレータイム、得点、リバウンドはいずれも自己ベストの数字と、与えられたチャンスで大きなインパクトを残した。 グリズリーズの年内ラストゲームは12月31日、敵地でフェニックス・サンズと対戦する。再び河村の活躍に期待したい。 構成●ダンクシュート編集部
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