NewJeans事務所前代表「解任は違法」 取締役会決定に反発
【ソウル聯合ニュース】韓国ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)の所属事務所、ADOR(アドア)の代表取締役を解任されたミン・ヒジン氏は28日、「解任は違法な決定」と強く反発する立場を表明した。 前日に開かれた取締役会で代表取締役を突如解任されたミン氏は、「今回の解任決定は株主間契約と議決権行使禁止の仮処分命令に反する違法な決定」と主張した。 ミン氏によると、株主間契約ではアドアの親会社であるHYBE(ハイブ)が「ミン・ヒジンが5年間アドアの代表取締役と社内取締役の職位を維持できるよう議決権を行使したり、アドアの取締役会でハイブが指名した取締役に議決権を行使させたりするなど必要な措置を取らなければならない」と定めている。 ハイブは5月末にミン氏の代表取締役兼社内取締役解任に関する案件について臨時株主総会を開こうとしたが、裁判所はハイブがこの案件の議決権を行使できないよう求めていたミン氏の仮処分申し立てを認めた。 その後、ハイブはミン氏に対し株主間契約の解除を通知し、先月には裁判所に解除確認訴訟を起こした。 ミン氏は、株主間契約の解除にはいかなる根拠もなく、自身が解除を認めたこともないとし、「今回の解任決定は株主間契約に明確に違反しており、裁判所の決定を無視するもの」と強調した。 アドアは前日、ハイブの最高人事責任者でアドア社内取締役のキム・ジュヨン氏をアドアの代表取締役に選任したと発表した。ミン氏についてはアドアの社内取締役として残り、NewJeansのプロデュースを続けると明らかにした。 一方、ミン氏は「アドアの取締役会がプロデュース業務を担当させると一方的に通知しただけ」と説明した。 また、アドアの定款上、取締役会は1週間前に各取締役に通知した上で招集することになっているが、臨時株主総会で取締役会の招集通知期間を1日に変更する定款改定が行われたとして、自身の代表取締役解任を念頭に置き、対応する時間的余裕を与えないための措置であることが強く疑われると指摘。取締役会の決定は手続き的にも問題があるとの考えを示した。 これに対しアドアは、取締役会での決定は商法と定款が定めた手続きに従って適法に行われたとして、ミン氏もオンラインで取締役会に参加し十分な議論を経てアドアとNewJeansの未来のために最善の選択をしたと強調した。
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