定年後も会社で働く予定です。60歳以降の再雇用によってもらえる給付金があると聞いたのですが、どのような制度なのでしょうか?
65歳以降の「転職活動」でもらえる給付金
失業手当は、転職活動中の生活費を支えますが、支給年齢は64歳までです。 そこで、65歳以降に転職活動をする人に、一定の手当を支給する制度として「高年齢求職者給付金」があります。受給するには、離職の日以前1年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して6ヶ月以上あり、さらに失業状態にある必要があります。 また高年齢求職者給付金は、30日分または50日分が一括で支給され、非課税です。
まとめ
雇用保険加入で、得する3つの制度、「高年齢雇用継続基本給付金」「高年齢再就職給付金」「高年齢求職者給付金」を解説しました。いずれも定年後、少なくなる賃金を補てんしてくれる制度です。必ず、給付金の対象になるのかどうか、自分で確認することが大切です。 出典 厚生労働省 令和4年就労条件総合調査の概況(第15表) 厚生労働省 高年齢者の雇用 厚生労働省 Q&A~事業主の皆様へ~ 厚生労働省 Q&A~高年齢雇用継続給付~ 厚生労働省 高年齢雇用継続給付の見直し(雇用保険法関係) 厚生労働省 Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、差就職手当)~ 厚生労働省 離職されたみなさまへ<高年齢求職者給付金のご案内> 執筆者:水上克朗 ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部