久井大夢の「明日は勝てる気がしている」に龍聖は「“まだ早いよ”と大人の強さを見せたい」【KNOCK OUT】
「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の前日計量が6月22日、都内で行われた。セミファイナルで行われる「KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦」で対戦するKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)は59.85kg、KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者の久井大夢(TEAM TAIMU)は59.90kgでともに規定体重の60kgをクリアした。 龍聖は当初はシュートボクシング(SB)のSB日本フェザー級王者の山田彪太朗(シーザージム)と対戦の予定だったのだが、小学校の給食調理員として働く山田が仕事中に左中指の不全切断のケガを負い、欠場に。大会5日前の18日に行われた緊急会見で久井との王座決定戦にカードが変更になることが発表された。 この日の会見で久井は「調子がいい。2週間前に試合をして。そのまま追い込んだまま今日までケガもなく来れた。楽しみ。明日は必ず勝つ」、龍聖は「明日は生え抜きの僕たちで“これぞKNOCK OUT”という試合を見せたい」と静かに闘志を燃やす。
試合決定から短い期間とあって久井は「対策は特にしてこなかった」と言いつつ「何か分からないが明日は勝てる気がしている」と自信のコメント。龍聖は「山田選手は構えが右で久井選手は左。そういうところはしっかりイメージしてきた」と相手の構えに対しての修正は行ったよう。また龍聖は「「今回は今までずっと教えてもらっていた、ノップさんにまた練習を見てもらい、自分の中ですごく感覚が戻ってきたというか。そこに栗秋先生と作ってきたものと融合されて、すごくいい状態になっている」と語るなど、好調な仕上がりを感じさせた。 龍聖は階級が一つ下とあって体格差のある試合となるのだが「大きいというか。僕はもともと下の階級でやっていた選手なので、そういうことはあると思うが、僕には経験があるので大丈夫」との見立て。 試合を控えた心境を問われると久井は「自分の人生に関わる試合だと思っている。なので明日は必ず獲る」とベルト獲得を誓う。
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