【ONE】“いぶし銀”鈴木真治が本戦初登場でダウン奪いズーハオ降す
ONE 166: Qatar 2024年3月1日(金)カタール ルサイル・スポーツアリーナ 【写真】ズーハオのフックをかわしてボディを打つ鈴木 ▼バンタム級 ムエタイ 3分3R 〇鈴木真治(日本) [判定3-0] ×ハン・ズーハオ(中国) 鈴木は2005年にプロデビューし、40戦以上のキャリアを持つベテラン選手。様々な団体に出場してトップ選手と拳を交え、2018年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメントS-cupでは決勝進出を果たしている(決勝は棄権)。ヒジ打ちやローキックを駆使する粘り強いファイトが持ち味。2022年から2023年4月にかけて行われた「ROAD TO ONE ムエタイ」ウェルター級トーナメントで優勝した。 2023年9月の『ONE Friday Fights 32』では、タイのスーブラック・トー・プラン49に2R、左アッパーでKO負けを喫している。 対するハン・ズーハオは、ONEでモハメド・ビン・マムードをKOに下すと、アダム・ノーイ、ビクター・ピントに判定勝ちで3連勝をマーク。しかし、2022年9月にフェラーリ・フェアテックスに判定負けすると、2023年4月にエイサー・テン・パウに3R TKO負けで2連敗。 先に再起を飾るのは鈴木かハンか。 1R、ズーハオはジャブと前蹴りを伸ばして距離をとるが、鈴木はガードを固めて前に出る。圧をかけながら左右ローをしっかり当てていき、ジャブをフォローする。ジャブ、ワンツーを見せてけん制し、左右ローを蹴っていく鈴木にズーハオはジャブを出すが鈴木はバックステップでかわす。鈴木が左フックをヒットさせてラウンド終了。 2R、ジャブを突いて右をフェイントしてからの左フックで鈴木がダウンを奪う。これで前に出てくるズーハオが左フックを狙う。鈴木はズーハオのパンチをよく見てかわしての左右ボディ、ズーハオがパンチで前に出てくると下がって間合いを一度外し、また前に出る。ズーハオの左ボディに同じ左ボディを2発入れる鈴木。ズーハオは前へ出て右ヒジを繰り出す。 3R、左インローを蹴ってズーハオの前進を止めにかかる鈴木。ズーハオの右をブロックしてからの右を叩き込む鈴木だが、ズーハオは怯まず前へ出て右を顔面とボディへ打つ。右ボディストレートを多用するズーハオの右に鈴木は鼻から流血。ジャブ、右ミドル、前蹴りで距離をとろうとする鈴木にズーハオはどんどん前へ出て右を当てようとする。鈴木も右フックを返す。ズーハオの右に後退する鈴木へズーハオはヒジと右ストレートを打って行く。 最後は逆転を狙うズーハオに押された鈴木だが、判定は3-0で鈴木が勝利。本戦初出場で初勝利を飾った。
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