【名古屋】途中投入吉田温紀が失点に絡みわずか8分で交代 長谷川健太監督非情采配も実らず惜敗
<明治安田J1:C大阪2-1名古屋>◇第21節◇30日◇ヨドコウ 名古屋グランパスは今季2度目の3連敗で6戦未勝利(2分け4敗)となり、前節10位から11位に後退。ミスなどで連続失点し、その後に3試合ぶりの得点が生まれたものの、1点差に泣いた。 長谷川健太監督(58)は「ちょっとイージーな失点が多い。改善しないと、いつまでたっても戦えているのに自滅し、こういう試合になってしまう。断ち切らないといけない」と、遠ざかる勝利を悔やんだ。 指揮官の非情采配も実らなかった。0-1で迎えた後半15分、MF吉田温紀(21)を途中投入。しかし同20分、吉田がC大阪カピシャーバに自陣でボールを奪われ、痛恨の追加点を献上。指揮官はその3分後、吉田をベンチに下げた。途中出場、途中交代、わずか8分間だけのプレーだった。 長谷川監督は「今は私が(吉田に)声をかけるというよりは、プロの世界なんで。期待して今日も送り出し、こういう試合の展開の中で、自分で乗り越えてほしいと使ったが、逆に重圧を感じてしまった。少し落ち着いてもう1度、自分を見つめ直し、立ち直ってほしい」などと説明。 吉田は下部組織出身のプロ3年目で、この日が今季12試合目の出場。あえて厳しい采配で、今後の成長を期待した。