今年の殿堂入りメンバー13名が発表…カーターやビラップス、クーパーらが選出
4月7日(現地時間6日)。ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)が、2024年のバスケットボール殿堂入りメンバー13名を発表した。 【動画】ビラップスのキャリアトップ10プレー集はこちら! 今年殿堂入りを飾った元選手では、ビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)やチャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか/現ポートランド・トレイルブレイザーズ指揮官)、オールディフェンシブチーム選出8度を誇るマイケル・クーパー(元ロサンゼルス・レイカーズ)たち。 8月にマサチューセッツ州スプリングフィールドで開催される式典で表彰される13名は下記のとおり。 ※以降NBAのチーム名は略称、並びはファミリーネームのアルファベット順
■2024年のバスケットボール殿堂入りメンバー一覧
<北米委員会選出> チャウンシー・ビラップス(元ピストンズほか/選手) ビンス・カーター(元ラプターズほか/選手) マイケル・クーパー(元レイカーズ/選手) ウォルター・デイビス(元サンズほか/選手) ボー・ライアン(元ウィスコンシン大学ほか/コーチ) チャールズ・スミス(高校のコーチ) <女子委員会選出> サイモン・オーガスタス(元WNBAミネソタ・リンクスほか/選手) <ベテラン委員会選出> ディック・バーネット(元ニックスほか/選手) ハーレイ・レディン(元ウェイランド・バプティスト大学/コーチ) <インターナショナル選手委員会選出> ミシェル・ティムズ(WNBAフェニックス・マーキュリー/選手) <功労者委員会選出> ダグ・コリンズ(コーチ・ブロードキャスター) ハーブ・サイモン(ペイサーズ元オーナー) ジェリー・ウェスト(エグゼクティブ) 今年の目玉は資格1年目で見事殿堂入りを飾ったカーター。NBA史上最長のキャリア22シーズンをプレーした男は、1998-99シーズンに新人王へ選出され、オールスターの常連となってスーパースターへ仲間入り。 8度のオールスター、2度のオールNBAチーム入りを飾り、キャリアを重ねるごとにスターからスターター、シックスマン、ロールプレーヤーと役割を変えていったのだが、プレーオフ出場は11度で、優勝のみならず、NBAファイナルの舞台へ足を踏み入れることもなかった。 それでも、ベテランとなって優勝するために強豪チームへ移籍するのではなく、あくまでコートに立ってプレーを続けられる環境を選択し、コート内外でよきチームメートとなってバスケットボールをプレーし続けた。 「殿堂入りするチャンスを手にすることができて、ものすごく感謝している。誰がなんと言おうと、自分を信じてきた。けどこのレベルでは殿堂入りすることはできないんだと思う日もあった」 カーターは目に涙を浮かべながらそう語り、「毎日バスケットボールをプレーするのが楽しかった。本当にうれしい」と喜びを口にしていた。バスケットをプレーすることを心底愛した男が、式典でどんなスピーチをするのかも注目していきたい。
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