ちょい枯れオヤジにこそ似合う、エロいピンク知ってる?
チャーミングでほんのりエロスがにじむ、春を告げる色・ピンク。その柔和なムードゆえすこぶる女子ウケがいいのはもちろんですが、実はちょい枯れなオヤジが纏うからこそ、一層色っぽいんです。で、果たしてその理由とは……? 春の大人は、ちょいエロい!
大人なピンクがエロい
ほどなくして街の景色を染める桜の花に先駆けて、颯爽と纏いたいのが、春とエロスを象徴する色、そうピンクです。甘くロマンティックなイメージが強いピンクは、若者が着るとどうにも可愛らしさが勝ちますが、大人の男がサラリと纏えば持ち前の渋みと呼応して、意外性がそのまま極上の色気へと変換。圧倒的な多幸感とほのかな色気を表現できる色なのです。 生と性への情動であるエロスと、死を象徴するタナトスは表裏一体と言われるように、ちょい枯れなオヤジこそ、ピンクのもたらす色気を引き出せる。実はオヤジに大いにアドバンテージがある色なのです。
まずは差し色として、ジャケットのインに仕込むのが正攻法。地中海沿岸のリゾートに流れるノンシャランなムードを醸し出す、キューバンカラーのリネンシャツは、今季ブルネロ クチネリがテーマに掲げる1970年代からのインスピレーション。 ジャケットはピンクと抜群の相性を誇る、知的でシックなライトグレー、ボトムはクリーンな白パン。どちらもシャツのピンクと同じ淡いトーンで揃えると品よく艶っぽい、が叶います。
ここが“ちょいエロ”ポイント
ピンクと言っても、ビビッドなそれはトゥーマッチ。ほんのりやさしいペールピンクや、くすんだニュアンスのあるサーモンピンクなど、華やぎつつ肌になじむ、淡いピンクをチョイスするのがポイント。繊細な色みが引き立つように上質な素材にこだわってくださいね。
◆ Cruciani/定番ニットもピンクで色仕掛けを
やさしいサーモンピンクのクルーネックニットは、上質なコットンを27ゲージで編み立てたクルチアーニの定番。やさしいタッチや裾と袖にあしらった細リブも、繊細な色あいにマッチします。一枚で着てもサマになり、ジャケットのインでももたつかずすっきり着こなせる、ほどユルなシルエットが絶妙。