発達障害の当事者の目線で 福岡市に就労支援のスクールが開校
抵抗はありましたが、医師に診てもらうことに。診断を受けてからは、気持ちを割り切り、少し客観的に自分を見つめることができるようになったといいます。薬を服用しながら、自分の症状と向き合うために、コーチングのスクールにも通いました。 酒をやめ睡眠をしっかりとったり、食生活を変えたり、毎日の習慣を見直すと気持ちに余裕も生まれました。少しずつですが、できることが次第に増えていきました。 「同じ境遇の人の支えになりたい」と会社を辞め、2018年にdivに入社しました。「自分がつらかった経験があるから、同じ気持ちを抱える人の理解者になりたい」と片渕さん。「成功体験を少しずつ積み上げながら、安心してチャレンジができる場所を目指します」
読売新聞