ミラン、今季限りでピオリ監督解任へ…来季指揮官はイブラヒモヴィッチ氏の意向が重要に?|セリエA
ミランは、今季限りでステファノ・ピオリ監督がクラブを離れることになるようだ。 2019年10月の指揮官就任後、若いチームを率いて2021-22シーズンにはミランをセリエA制覇に導いたピオリ監督。しかし、今季はセリエAでは首位インテルに32試合浄化時点で14ポイント差をつけられており、ヨーロッパリーグでも準々決勝でローマを前に2試合合計スコア1-3で敗退が決まっていた。 そして、今季終了後にピオリ監督がミランを去ることになるようだ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は、「ミランの計画に変更はない。ピオリはシーズン終了後に解任される見通しだ。今後数週間以内に正式な手続きを行うことになる」と伝えている。 またイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』も、「ピオリのミランは終わった。だが、崩壊の責任は全員で共有されるべきだ」と題し、ピオリ監督の解任は既定路線だと指摘。その上で「選手たちにはより多くの責任があり、移籍市場も助けになっていない」とクラブ全体に責任があると分析した。 「たとえ誰もがゴルゴタの丘にピオリが立つことを望んでいたとしても、大失敗の責任は全員で共有されなければならない。ピオリは依然としてイタリア最高の監督の1人であり、ミラン史上最高の指揮官の1人として記憶される。瓦礫に埋もれていた11位の状況からチームを引き上げ、スクデットを取り戻した。今季もおそらく2位で終えるだろう。チャンピオンズリーグでも準決勝まで進んだし、5年間にわたってサン・シーロを質の高いプレーで満たしたのだ。ピッチに立つ選手たちは、より責任を感じる必要がある」 なお同メディアは、来季の指揮官を含む今後のチーム作りは、ミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモヴィッチ氏が大きな責任を担うと指摘。「彼は自分を中心に有能なスタッフチームを築き、適切な監督を選び、重要な移籍市場をターゲットにすることで達成しなければならない。彼は全能であると同時に、この役割ではまだ見習いでもある」と綴っている。