商業施設「豊洲 千客万来」2月1日開業 温泉と水産グルメで豊洲市場周辺のにぎわい創出に期待
豊洲市場(東京都江東区)に隣接する商業施設「豊洲 千客万来」が2月1日、開業する。入浴や宿泊ができる「温浴棟」と、飲食店や小売店が並ぶ「食楽棟」を備える。温浴棟には年間60万人、食楽棟には同200万人の来場者数を見込むなど、市場周辺の活性化が期待される。
同施設を運営する万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は1月29日、報道陣や関係者に施設の内部を公開した。「食楽棟」には、同市場水産仲卸や飲食業者ら約60事業者が店舗を構える。うち、水長水産は海鮮炉端焼きが楽しめる店舗を出店。築地三代はオイスターバー、相馬水産はマグロ専門店を展開する。
SANKO MARKETING FOODSはあぶり魚が楽しめる店舗を出店する他、若草はシーフードバーガー屋、プレコフーズは肉屋台、銚子丸は「鮨 Yasuke by 銚子丸」を構える。その他、ラーメンやタコ焼き、寿司など多種多様なメニューを楽しめる。東京都は、都内11の中央卸売市場の概要や市場の役割などが学べるブースを設ける。
食材フェアなど豊洲市場と連携構想
万葉倶楽部の高橋真己取締役副社長は「今日がプレオープンだが、実際はここからがスタート」と話す。「豊洲市場とも連携し、地元の商店街ともイベント面で提携していきたい」と意欲を見せる。豊洲市場との連携については「豊洲には全国からおいしい食材が集まる」ことから、地方の食材フェアを行いたいなどと語った。