同じ14本で“年間女王ライン”のシーズン7勝到達 竹田麗央はエース3Wに回帰
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 最終日(29日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)◇曇り(観衆7154人) 【画像】スリクソン未発表ドライバー 女子プロの評価は 首位タイから出た竹田麗央が3バーディ、1ボギーの「70」で回り、通算10アンダーで女子ゴルファー日本一に輝いた。 3週前の「ソニー日本女子プロ選手権」から国内メジャー2連勝でシーズン7勝目。過去シーズン7勝以上を挙げた不動裕理(2003、04年)、イ・ボミ(韓国、15年)、鈴木愛(19年)、稲見萌寧(20-21年の統合シーズン)はいずれも年間女王となっている。竹田もメルセデスランキングで2位・山下美夢有との差を4日間大会(優勝300pt)の2勝分を上回る634.15ptまで広げて独走状態を築きつつある。 その7勝は全て同じクラブセッティングで遂げた。スコットランドのセントアンドリュース オールドコースで行われた8月「AIG女子オープン(全英女子)」でも硬い地面対策でバウンスの少ないウェッジ、3Wの代替候補として2UTといったクラブを準備して入ったが、現地でのチェックを踏まえて慣れ親しんだギアで臨んだほど盤石の布陣といえる。 3Wに関しては、2週前の「住友生命レディス東海クラシック」で契約する住友ゴム工業(ダンロップ)の次期モデルと目される「ZXi」のフェアウェイウッドをテストした。その上で「ちょっとまだ調整が必要だった」と話し、前週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」からエースともいえる「ZX Mk II」に戻したという。 大会史上最長の総距離6845yd(パー72)のセッティングで、パー5のセカンドなど3Wを握る場面があった中でのナショナルオープン制覇。「吹け上がらない強い球が打てるけど、(それでいて)球の高さもしっかり出てくれる」との信頼は揺るぎないものになった。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II プロトタイプ(8.5度) シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(長さ45.25インチ、重さ50g台、硬さX) グリップ:イオミック スティッキー2.3 フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソン ZX Mk II(3番15度) シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(重さ60g台、硬さS) ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド(3番19度、4番22度) シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DIハイブリッド(重さ70g台、硬さS) アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(5番)、ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II(6番~PW) シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー120(硬さS) ウェッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(50、54、58度) シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー120(硬さS) パター:オデッセイ Ai-ONE #7 S ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR