第一声の『時間配分』を分析 裏金、経済政策…候補者は何を訴えた?【衆院選福島】
15日に公示された衆議院選挙。福島県内4つの選挙区に立候補した計11人の候補者が、第一声で何を訴えたのかに注目し、時間の配分を分析しました。 ▼【画像で見る】各候補者の第一声「時間配分」 ■【福島1区】 福島1区に立候補したのは、届け出順に、自民党の前職・亀岡偉民さん、立憲民主党の前職・金子恵美さんです。 自民党の亀岡さんは、県立医大のワクチン開発などに触れながら、これまでの実績を強調しました。そして、政治とカネの問題については「不記載もありません。裏金もありません」と、訴えました。 一方、立憲民主党の金子さんは「なぜ、補正予算も組まずに、解散したのか」と与党を批判した上で、裏金問題についても触れ、政治改革の必要性を訴えました。 ■【福島2区】 福島2区に立候補したのは、届け出順に、共産党の新人・丸本由美子さん、立憲民主党の前職・玄葉光一郎さん、自民党の新人・根本拓さんです。 共産党・丸本さんは、経済政策について触れつつ、選挙区で唯一の女性候補であることから、ジェンダー平等についても訴えました。 立憲民主党の玄葉さんは、政治改革や裏金問題、そして政権交代について多くの時間を割き、「政治は稼業ではない」と世襲問題についても触れました。 自民党の根本さんは、自身の経歴を紹介しつつ、「世代や性別にとらわれず誰でも輝ける社会」を掲げ、世代交代の必要性を訴えました。 ■【福島3区】 福島3区に立候補したのは、届け出順に、立憲民主党の前職・小熊慎司さん、共産党の新人・唐橋則男さん、無所属で前職の上杉謙太郎さんです。 立憲民主党の小熊さんは、自民党の裏金問題について多くの時間を割きつつ、農業問題や東京一極集中の是正などを訴えました。 共産党の唐橋さんも、自民党の裏金問題のほか、農業や経済政策について、訴えています。 急遽、無所属で立候補した上杉さんは、自身の経歴の紹介や出馬に至った経緯などについて説明し、政策面では、農業について多くの時間を割きました。 ■【福島4区】 福島4区に立候補したのは、届け出順に、立憲民主党の齋藤裕喜さん、共産党の熊谷智さん、自民党の坂本竜太郎さんで、すべて新人です。
立憲民主党の齋藤さんは、あいさつや自身の経歴を紹介しつつ、自身の経験も踏まえた復興やエネルギー政策について訴えています。 共産党の熊谷さんは、経済政策と復興・原発政策について多くを訴えました。 自民党の坂本さんは、自公連立政権の成果について強調し、政策面では福島第一原発の処理水の問題や除染土の県外最終処分などについて触れました。 衆院選の投開票は27日(日)に行われます。
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