缶入りの水がヒット商品、リキッド・デスは企業価値14億ドルに急成長
(ブルームバーグ): ソーシャルメディアで人気ブランドとなった水のスタートアップ(新興企業)が、一躍10億ドル(約1500億円)企業に成長した。ロサンゼルスに本社を置くリキッド・デスは新規資本の調達で自社価値を14億ドルと評価された。2022年の評価額7億ドルの2倍に相当する。
マイク・セサリオ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、リキッド・デスはアイスティーやフレーバーウォーターといった新しいカテゴリーにも参入し、モメンタムは続いていると述べた。
同社は販売パートナーなどの戦略的投資家のほか、俳優のジョシュ・ブローリンさんやプロフットボールのディアンドレ・ホプキンス選手、同社製品をコンサート会場などで販売するライブ・ネーション・エンターテインメントから6700万ドルの資金を調達した。投資会社のスロ・キャピタルやグレイズ・クリーク・キャピタル・パートナーズなども参加した。
リキッド・デスは昨年、アイスティーを発売。同社ウェブサイトによると、すでにアマゾン・ドット・コムのアイスティー飲料カテゴリーで売り上げトップ商品となった。
セサリオ氏によるとフレーバーウォーターも早い時期から大きな支持を得ており、同社は最近、「デスダスト」の名前でフレーバー飲料用パウダーを発売した。
売り上げの伸びはマーケティングによる効果が大きく、同社はソーシャルメディあの「TikTok(ティックトック)」とインスタグラムで790万人のフォロワーを抱える。
原題:Liquid Death Is Valued at $1.4 Billion in New Financing Round(抜粋)
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Katie Roof