神戸・元町映画館で「ヘルヴェティカ・スイス映画祭」 日本初公開作品も
「ヘルヴェティカ・スイス映画祭」が11月9日、神戸・元町4丁目商店街のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4)で始まる。(神戸経済新聞) 【写真】35ミリフィルムによる特別上映作品「ラ・パロマ」(C)Collection Cinematheque suisse(写真提供=ヘルヴェティカ・スイス映画祭) 東京で2019年に初開催された同イベント。日本・スイス国交樹立160周年を記念する今年、神戸で初開催される。ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4つの言語を公用語に持つスイスの魅力を映画を通じてアピールする。神戸開催に当たっては、同イベント主催者の松原美津紀さんが「なぜ文化イベントは東京でばかり開催されるのか」という一言に影響を受け、映画関係者が口をそろえて「心を込めて作品を上映してくれる」と口にするという同映画館での開催を決めた。 上映するのは、フレディ・M・ムーラー監督やアラン・タネール監督などの作品に加え、国内で初公開となる最新のドキュメンタリー作品など6作品。「ラ・パロマ」(1974年)は35ミリフィルムで特別上映する。全作品の上映前後には、松原さんによる背景や作品についてのミニ解説も行い、スイスになじみのない観客にも理解を深めてもらう。映画祭のチラシを持参した人を対象に、スイスワインやハーブ酒を無料で試飲してもらう企画も用意する。 松原さんは「映画を通して、それぞれの地域に無数の物語があり多様な言語と文化が共存するスイスの姿を古くからスイスコミュニティーがあり縁の深い神戸に暮らす皆さまに届けたい」と意欲を見せる。 上映開始時間は13時と15時20分の2回。料金は、一般=1,800円、学生=1,000円など。15日まで。
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