50年の節目祝う 知名町合同金婚式
鹿児島県知名町の合同金婚式は13日、町フローラル館で開かれた。今年の対象組12組中11組が出席。家族や町役場職員、町内各種団体代表など約50人から祝福を受け、夫婦で築いた50年の歴史の重みをかみしめていた。 式のオープニングでは対象夫婦が腕を組むなどして仲良く入場。今井力夫町長は式辞で50年前の出来事を振り返り、「50年という長い長い夫婦の歴史の中で、われわれには計り知れないドラマがあったと思う。人生100年とも言われる時代、これからも大いに新たなものを学び人生を楽しみ、2人の時間を大切に素晴らしい人生を築いてほしい」と呼び掛けた。 一組ずつ金婚の杯を交わした後、祝宴が催され、食事や演芸発表を楽しみながら交流を深めた。 出席した納山敏勝さん(77)は「50年前が思い出され懐かしい。これからも互いに手を取り合い、次の楽しみに向かっていきたい」、妻・紫保美さん(72)は「2人健康で金婚式を迎えられたことはうれしいとしか言いようがない」と笑顔で話した。