【広島】新井貴浩監督「大きかったですね~」昨季1軍出場なしの宇草孔基が約2年ぶり弾/一問一答
◆JERAセ・リーグ 広島6―2巨人(20日・マツダスタジアム) 広島は、前夜の延長12回スコアレスドローのうっぷんを晴らす初回4得点の猛攻で主導権を握り、そのまま巨人を制した。 右肘の張りから復帰2戦目となった先発・森下暢仁投手は、自己ワーストの被安打12も7回途中2失点。好守にも助けられて今季初勝利を手にした。7回には森下と同期入団の宇草孔基外野手が、22年6月22日の阪神戦(マツダ)以来、約2年ぶり、668日ぶりとなる今季1号で貴重な追加点で援護した。 森下は、チームの今季5戦目の巨人戦初勝利にも導き、自身も同カードは直近10戦負けなしの7連勝。1分けを挟んで今季2度目の3連勝で借金1となった。 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。 ―初回に打線が4得点で優位に試合を運んだ 「2死から(の4得点)だったんですけれども、よくつないで点を取ったと思います」 ―森下投手が被安打12でも7回途中2失点 「粘りながら、要所要所でしっかり投げてくれたと思いますし、また、バックもしっかり守ってくれましたね。ナイスピッチングだったと思います」 ―6回には4番の堂林選手がセーフティーバントを成功させて追加点につなげた。サインか 「作戦のことだから、あまり言えないけど、周りが見えているなと思いますね。次の1点の重み、次の1点が大切だっていうことを彼も分かっていると思うし、本当に周りが見えてるなと。彼の献身性が出た打席だったと思います」 ―7回に2失点した直後に宇草選手が2年ぶりの今季1号を放った 「大きかったですね~。本当に大きなホームランだった。その前(16、17日の本拠DeNA戦)も代打でヒット打っていますし、彼の今年にかける意気込みみたいなのをすごく感じました」 ―1軍出場がなかった昨季との違いは 「しっかりと振り切れるようになったよね。メカニック的にも去年の宇草と今年の宇草は違う。開幕は1軍にいなかったけど、ファームでも、高監督をはじめ、スタッフみんなから『宇草がいい』という推薦があった。ファームのスタッフも喜んでるじゃないですか」 ―今週は久保選手と二俣選手にもプロ初安打。宇草選手と同じ5年目の石原選手も3年ぶりの一発があった 「若い選手がいいものを見せてくれてるし、ベテラン、中堅選手もしっかりと引っ張ってくれてる。そんなに、特に野手というのはトントン拍子でバン!っていくとは思ってない。またシーズン中ですけど、日々勉強で頑張ってもらいたいなと思います」
報知新聞社