飲食店でInstagramを運用していますが、もっと集客を増やしたいです。ほかに効果的なSNSはありますか?
Instagramとセットで、Googleビジネスプロフィールをうまく活用しよう
■ 画像をたくさん掲載しよう では、上位3位を目指すには具体的に何をすればよいのでしょうか。方法はいろいろありますが、なかでもとても重要となるのが「画像をたくさん掲載すること」です。なぜなら「見たときに情報がわかりやすい」という視認性の高さは、Googleからの評価が高いからです。目安は10~30枚で、多ければ多いほど効果的です。 しかし、画像はGoogleビジネスプロフィールを運用する多くの企業がつまずくポイントでもあります。「どんな写真をあげたらいいのだろう」「もうデータのストックが尽きてしまった……」そんな風に悩んでしまい、せっかく登録しても画像をあまり掲載できていないケースが散見されます。 私が「Instagramを運用しているなら、Googleビジネスプロフィールも!」とおすすめする理由は、まさにここにあります。みなさんもご存じのように、Instagramは画像投稿がメインのSNS。すでに運用している場合、過去に投稿した画像のストックがたくさんあるはずです。これを、Googleビジネスプロフィールにもそのまま転用すれば、投稿内容やストック切れに悩むことはないのです。 ■ 更新を途絶えさせないようにしよう また、検索順位を上げるには、更新頻度も重要です。定期的に新しい画像や情報が更新されているとGoogleから「価値の高いページ」と評価されますが、逆に更新が滞ると順位はだんだん下がってきます。そういう意味では、Instagramの投稿と連動させることで更新を途絶えさせないことも、大きなポイントになります。実際に私が知っている企業のなかにも、そうしたやり方で上位をキープしているケースが結構あります。 ちなみに画像の転用に対して、「見た人に同じ画像だとバレてしまうのでは?」と心配されるかもしれませんが、安心してください。InstagramやXのように、主な閲覧者がフォロワーであるSNSの場合、共通のフォロワーも多いので気づかれてしまう可能性は高いです。しかしGoogleビジネスプロフィールの場合、主な閲覧者は、検索からたどり着いた人たちです。見る人の属性が異なるため、気づかれることは少ないと思います。 画像は、飲食店でしたらおすすめ料理や内装、スタッフの和気あいあいとした雰囲気が伝わるもの、子ども椅子やペット連れ可能な席といった独自のサービスがわかるものなど、どんどん掲載しましょう。解像度は高いほど訴求力が高まります。 ■ 画像検索からの流入も意識しよう また、地図検索においては、「地名 + サービスの特徴(イタリアン、和食、個室レストランなど)」で探されることが多いので、そうしたキーワードに関連した画像なら、なお良しです。画像が充実すると、ワード検索のみならず、画像検索からの流入も期待できるでしょう。 ただし、掲載可能な画像は、形式やサイズなどガイドラインが定められていますので、転用する際は必ずチェックしてください。 参考:「Googleビジネスプロフィール ヘルプ(ビジネス プロフィールの写真や動画を管理する)」