【巨人】「2、3球目でおかしかったと言ってました」守護神の大勢が右肩「違和感」で降板…「勝利の方程式」に超深刻な暗雲
◆JERA セ・リーグ 巨人8―5阪神(3日・東京ドーム) 巨人の今季の戦いを支えてきた「勝利の方程式」をアクシデントが襲った。 4点リードの9回に登板した大勢投手が1点を失った直後に、右肩の異変を訴えて途中降板。なおも2死一、三塁という、一発が出れば同点というピンチで急きょ救援した泉圭輔投手が、阪神の大山をセカンドフライに打ち取り、何とか逃げ切った。 大勢本人は試合後、右肩の「違和感」と明かした。阿部慎之助監督も「自ら訴えてくるってことなので、あんまり良くないんじゃないかなと思います」と心配していたが、昨季も守護神は「右上肢のコンディション不良」で一時離脱していただけに、今後の先行きは不透明だ。 杉内俊哉・投手チーフコーチも試合後に「肩が張ったって言ってきたんで、どうかな明日様子見てちょっと判断しようかなって思うけど、肩だからなぁ無理はさせないほうがいいですよね」と不安を口にした。「2、3球目でおかしかったと言ってました」と明かしたように、この夜は18球を投じたが、登板直後から違和感を感じていた模様だ。 他にもこの夜は、3点リードの7回はバルドナード投手が無失点でつなぐも、8回にドラフト1位・西舘勇陽投手ではなく、船迫大雅投手が登板した。西舘が2試合連続で救援に失敗している状況を考慮しての起用だったとはいえ、3点リードの勝ちパターンで使えないとなると、新人右腕の状態にも不安が残る。 もし、大勢投手が離脱ともなれば、中川皓太投手に続き「方程式」2人目のリタイア。打てない打線を12球団トップの投手陣が支えて2位のポジションを死守してきたチームが、早くも正念場を迎えている。
報知新聞社