ボクシング世界王者目指すスーパー中学生が東京・墨田区の山本亨区長を表敬訪問! 目標選手は井上尚弥より「マニー・パッキャオに畑山隆則」
今年3月に行われた第3回全日本UJフレッシュボクシング大会(日本ボクシング連盟主催)の中学生男子57キロ級で全国第2位の好成績を収めた小岩皇晴(14=ONETWOスポーツクラブ)が3日、出身地で在住・在学する東京・墨田区の山本亨区長を表敬訪問した。ボクシング歴3年ながら世界王者を目指すスーパー中学生は、6月15、16日に控えている関東大会に向けて「結果を出すだけでなく、いい内容で勝ちたい」と闘志をたぎらせた。 目標の選手は元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ、国内では元世界2階級制覇王者の畑山隆則氏、という小岩は区内の公立中学に通う3年生。「生まれる前に活躍した選手の名前が出てくるなんて」と目を丸くした山本区長から、世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者の「井上尚弥選手とか(へのあこがれ)は?」と尋ねられると「別格だけど、目標ではないです。スタイルがちょっと…」ときっぱり。「得意なのはジャブと左ボディー」といい、足を使って手数多く壮絶に打ち合うタイプのボクサーで世界を目指す考えを明かした。 もともとボクシングを始めたのは、格闘技の一種でタイの国技に指定されているムエタイを始めたことがきっかけ。「打つ方が好きになった。(競技にも)集中できる」ことからボクシングに転向した。「辛さもあるけれど楽しさの方がある。痛いといやだとかあまり感じない」という小岩は、まずは6月の関東大会を制し、7月の東日本大会に進んで勝ち上がり、8月の全国大会で頂点に上り詰める青写真を描く。 墨田区にとってボクシングは2021年の東京2020五輪で両国国技館が競技会場となったことでレガシー継承事業になっている。5月には「すみだボクシング祭り」も開催しているだけに、山本区長も「まずは夏に向けてぜひ頑張ってほしい」と未来の王者にエールを送った。
報知新聞社