<中山忍>「日本一の最低男」で中山美穂さんの役を引き継ぐ 最初で最後の“姉妹ドラマ共演”「心を尽して」
俳優の中山忍さんが、フジテレビ系で2025年1月から放送される木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(木曜午後10時)に出演することが分かった。12月6日に亡くなった中山美穂さんが演じる予定だった園田美奈子役の設定を引き継ぎ、鮫島ふみ役として登場する。 【写真】中山美穂さん、9月に更新していたインスタ 鮮やかなオレンジヘアを公開
美穂さんが演じる園田美奈子は、香取慎吾さん演じる主人公・大森一平の義弟・小原正助(志尊淳さん)が勤務する保育園の園長として、物語の中心を担う重要な役どころだった。しかし、美穂さんの急逝を受け、脚本を一部修正し、美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長として着任する鮫島ふみ役を作り、今回忍さんが演じることになった。
◇中山忍さんのコメント
姉の不在の存在感の大きさに、現実のこととはとても思えず、ポカンとしてしまう日々を過ごしておりました。ふと、姉が撮影中だったドラマはどうなったんだろう……と、思いを馳せたとき、別れ際にはいつも“あとは忍、よろしくね”と軽やかに去っていった姉の笑顔が心に広がり、シンと冷えた心の奥に沸々と熱いものが湧き上がってくるのを感じました。
“演じたい”と口にすべきか悩みましたが、最後くらい素直にならなくては後悔すると思い直し、ご相談させていただきました。姉の演じた役を引き継ぐ形で作品に携わることができますことをとてもうれしく思っております。香取さんと久しぶりに共演させていただけることも楽しみのひとつです。姉が残してくれた、このご縁を大切に、姉妹での最初で最後のドラマ共演、心を尽して演じます。機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。
◇北野拓プロデューサーのコメント
当初、第5話では中山美穂さんが演じる保育園の園長・園田美奈子役が物語の中心となる脚本で準備を進めておりました。現場でも積極的にアイデアを出してくださり、主演の香取慎吾さんとの久しぶりの共演も楽しみにされていて、このドラマへの強い思いを感じておりました。
この度のご訃報に触れ、スタッフ一同、本当に残念でなりません。謹んで哀悼の意を表します。そして、急きょ、一部脚本を作り直し、中山美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長として着任する鮫島ふみ役を作ることになりました。そのタイミングで、中山忍さんご本人と所属事務所とお話をさせていただくく機会があり、中山忍さんがお姉さまである中山美穂さんと同じ作品に最後にご出演したいという強い希望をお持ちになっていることを伺い、そのご意志を尊重させていただきたいと思い、今回、お引き受けいただくことになりました。