クビアカツヤカミキリなど防除 上富田町とフマキラーが調査研究へ協定 和歌山県
テレビ和歌山
上富田町は、梅産地での被害が懸念されているクビアカツヤカミキリなど、特定外来生物の防除についての調査研究などを進めようと、このほど、殺虫剤の製造販売大手 フマキラーとの間で包括連携協定を結びました。 協定はこの日、上富田町役場を訪れたフマキラー株式会社の加藤孝彦専務と奥田誠町長がそれぞれ協定書に署名して結びました。 上富田町を含む梅の産地、田辺・西牟婁地域では、県中部まで拡大しているクビアカツヤカミキリによる被害の南下が懸念されていて、協定は、防除についての調査研究や侵入が確認された場合の緊急対応などについて協力して取り組もうというものです。 この日、ともに訪れた害虫に詳しいフマキラーの佐々木智基基礎化学研究部長が、地元の団体による子供向けキャンプの中で危険な虫などについて解説したことをきっかけとして今回の協定に至りました。 フマキラーは、これまで県外でヒアリなど緊急に対処が必要な特定外来生物の駆除にも協力していて、両者は今後、危険な昆虫などについて教育現場で理解を深めたり観光客の安全対策に活かしたりする方策も検討していくとしています。
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