山田杏奈主演で「リラの花咲くけものみち」ドラマ化、獣医師を目指す少女の成長描く
山田杏奈が主演を務めるドラマ「リラの花咲くけものみち」の制作が決定。NHK総合にて2025年2月1日より放送される。 【画像】「リラの花咲くけものみち」にて、鳥類オタクの獣医学生を演じる萩原利久 第7回未来屋小説大賞と第45回吉川英治文学新人賞を受賞した藤岡陽子の同名小説をもとにした本作。獣医師を目指す元引きこもりの岸本聡里(さとり)が、北海道の地で大学の仲間やさまざまな動物、飼い主、獣医師たちと出会い、次々に試練が訪れる命の現場で少しずつ成長していくさまが描かれる。 山田が愛犬を亡くしたことをきっかけに獣医師を志す主人公・聡里に扮し、医学部に落ちたコンプレックスを抱える寮のルームメイト・梶田綾華を當真あみが演じる。鳥類オタクの同級生・久保残雪(くぼざんせつ)には萩原利久、聡里が恋心を抱く上級生・加瀬一馬には佐藤寛太がキャスティングされた。 また一馬のバイト先・ナナカマド動物病院の院長である久恒(ひさつね)先生に扮するのは山崎静代(南海キャンディーズ)。聡里はこの病院に出入りし、ペット=伴侶動物の獣医学を学ぶことになる。牛や馬といった産業動物・大動物専門の獣医師である能見正也役で甲本雅裕、面倒見のいい女子寮の寮長・静原夏菜役で石橋静河、聡里の祖母・牛久チドリ役で風吹ジュンも出演する。 脚本を手がけるのは、連続テレビ小説「スカーレット」の水橋文美江。彼女は「藤岡陽子さんの原作のリアルさに圧倒されつつ、その根底に流れる優しさ、人や動物に対するあったかな眼差しを見失わないよう、真心込めて描きました」と語り、藤岡は「美しい北海道の四季、そして私の胸の内でいまもなお瑞々しく生き続けている彼らの姿を映像で観られる幸せを、心からかみしめています」とつづる。制作統括・黒沢淳のコメントも下記の通り。 谷口正晃が演出する全3話の「リラの花咲くけものみち」は毎週土曜22時にオンエア。 ■ 土曜ドラマ「リラの花咲くけものみち」 NHK総合 2025年2月1日(土)スタート 毎週土曜 22:00~22:49 ※全3話 ■ 藤岡陽子 コメント 「リラの花咲くけものみち」は北海道を舞台にした、獣医学生たちの6年間を描いた物語です。獣医師を目指して数々の試練を乗りこえていく主人公の岸本聡里と、彼女を支える周りの学生たちが、大自然に育まれ、強くなっていく姿を応援していただきたいと思います。美しい北海道の四季、そして私の胸の内でいまもなお瑞々しく生き続けている彼らの姿を映像で観られる幸せを、心からかみしめています。 ■ 水橋文美江 コメント 救える命、救えない命。寄り添うこと、突き放すこと。友情と恋愛。再生と別れ……。藤岡陽子さんの原作のリアルさに圧倒されつつ、その根底に流れる優しさ、人や動物に対するあったかな眼差しを見失わないよう、真心込めて描きました。誰かの心にそっと勇気と希望が灯ることを願って。 ■ 黒沢淳(制作統括)コメント この名作を映像化したいと思った日から、獣医師さんや獣医学類の学生さんの取材を重ねて参りました。共通しているのは、みんな曇りのない澄んだ目をしていること。“言葉が話せない動物を私が救う!”と希望に溢れる1年生。300キロ以上ある大動物に、笑顔で治療を施す上級生や獣医師さん。北海道の広大な草原や美しい雪景色の中で、“命の選択”や“生まれてくる意味”に葛藤し、恋に破れ、仲間と支え合いながら未来を見据えていく、若き勇者たちにエールをお送りください。涙と笑いが詰まった“生命のエンターテインメント”、ここに開幕です!