杉村太蔵「実力の差。今の僕には難しかった」 第1シードに屈し毎トー3回戦敗退<男子テニス>
毎日テニス選手権
100年を超える歴史を誇り、「毎トー」の愛称で親しまれるテニストーナメント「毎日テニス選手権」は3日、45歳以上の男子シングルス3回戦が行われ、元衆院議員でタレントの杉村太蔵(ここはれて)は向和彦(アポロコーストテニスクラブ)に1-6, 0-6のストレートで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。 【動画】杉村太蔵が第1シード向和彦と激突!激しいストローク戦の末 勝利を手にしたのは?!毎日テニス選手権"毎トー"3回戦 杉村は初戦の2回戦で、相手に2本のマッチポイントを握られるもピンチをしのぎ大熱戦の末に勝利していた。 この日は序盤から激しい打ち合いが繰り広げられ、杉村は得意のサーブ&ボレーに加えフォアハンドの強打と緩急をつけたバックハンドのスライスで果敢に攻め続けた。しかし、向にパッシングショットを決められるなどで、第1セットを落とす。 第2セットに入っても流れは向に傾き、杉村はループボールを混ぜるなどで勝機を見出そうとしたが、3回戦で力尽きた。 試合後、杉村は「試行錯誤の努力はしましたが、結果は出ませんでした。ここまでやられると何の悔いもないというか、思い切ってやったという印象です。向選手が素晴らしくて、同年代の方があれだけのプレーができると思うと励みになります」と語った。 「上には上がいると思いました。実力の差としか言えないです。今の僕には難しかったです」 来年の出場については「ぜひ挑戦したいと思います。できれば毎トーの前に何大会か出たいです。公式戦に慣れる必要があると思います。試合の独特の緊張感の中で自分のプレーを出し切れないところがある」とコメント。 一方、勝利した向は「この緊張感の中でどれくらいの力を出せるのかと思うと、前日から緊張して寝れない感じでした。なんとか無事に試合を終えられて良かったです」と振り返った。 「生涯スポーツとしてテニスを広めたい」の観点からテニスを再開している杉村については「毎トーやベテランテニス界が注目を集めてます。できることなら(杉村さんには)ずっと参加していただけないかなと思います」とコメントした。
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