1年目から大成功! 欧州、今季のベスト補強ランキング6位。控え→20ゴール超の怪物! 予想外の活躍だったのは?
どんなに才能豊かな選手でも、移籍1年目は困難の連続だ。新天地で適応に苦しみ、ベストパフォーマンスを発揮できないことが往々にしてある。今回は、今季の欧州サッカーにおいてそういった移籍の難しさを克服し、新天地で鮮烈な輝きを放った選手を活躍度合いに応じてランキング形式で紹介する。(スタッツは5月30日時点のデータサイト『transfermarkt』を参照)
6位:コール・パーマー(イングランド代表) 生年月日:2002年5月6日 所属クラブ:チェルシー 移籍金:4700万ユーロ(約65.8億円) 今季リーグ戦成績:34試合22ゴール11アシスト コール・パーマーは、チェルシー移籍をきっかけにして一気にスターダムを駆け上がった。 マンチェスター・シティで十分な出場機会を得られていなかったパーマーは、昨夏にチェルシーへの移籍を決断した。その移籍金は4700万ユーロ(約65.8億円)とされている。 当初この移籍金には懐疑的な見方がされていた。有望なタレントであるとはいえ、シティでベンチを温めていたパーマーに対して、このような受け止め方がされることは不思議ではない。しかし、この後プレミアリーグで起こることを考えれば、4700万ユーロでも安すぎたと言っても過言ではないだろう。 ブルーズのユニフォームに袖を通したパーマーは、すぐにチームの攻撃を彩る中心選手へと変貌を遂げる。リーグ戦33試合に出場して22ゴール11アシストを記録するなど、その才能を爆発させ、得点関与数(ゴール+アシスト)でリーグトップとなった。 彼のベストマッチの1つに、第31節マンチェスター・ユナイテッド戦(4-3)が挙げられるだろう。パーマーは試合終了間際に立て続けにゴールを奪ってハットトリックを達成。圧巻の逆転劇に本拠地スタンフォードブリッジは大歓声に包まれた。 控え選手からエースへと変貌を遂げた22歳のアタッカーは、今季最高の補強の1つで間違いない。
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