目指せ甲子園 全国高校野球選手権長野大会が開幕
第106回全国高校野球選手権長野大会は6日、長野県松本市のセキスイハイム松本スタジアムで開会式を行った。73チーム(84校)が参加して、8月1日に100歳を迎える甲子園球場での全国大会出場を目指した「ここにかける、ここから始まる」(大会キャッチフレーズ)戦いの幕を開けた。5年ぶりに開会式と同日開催となった開幕戦は降雨で継続試合となった。 蒸し暑い陽気の中、スタンドには大勢の選手の保護者やOBが詰めかけた=写真下。中信勢は17チーム(20校)が入場行進し、各チームが堂々と胸を張って歩き、満面の笑みでプラカードを掲げて先頭を進む選手もいた。 県高校野球連盟の久保村智会長は「挫折や我慢の時もあっただろう。その経験が大きくたくましく成長させてくれた。今までの課程に誇りと自信を持って試合に臨み、最後まで諦めずに戦い抜いて」と激励した。 選手宣誓は上田東高校の箱山心輝主将が行い、「長く厳しい練習を乗り越えてきた仲間と共に、これまで支えてくれた全ての方々に笑顔と感動を贈り、最高の夏にすることを誓います」と力強く述べて大きな拍手を受けた。 大会はセキスイハイム松本スタジアムを主会場に県内4球場で行われる。順調に進めば決勝は27日に行われ、県代表が決まる。
市民タイムス