松山英樹の全米猛追を海外メディア賞賛「いつか日本人初のメジャー制覇を」
そして同サイトは、改めて「松山は次の世界ランキングが発表される時には、ロリー・マキロイやジェソン・デイよりも上でダスティン・ジョンソンに続く2位に上がる」と、その後正式に発表された順位について触れ、「2位は彼のキャリアの最高で、日本勢の男子としても最高だ」と加えた。 「(2日目の)第2ラウンドでも(この日最少に並ぶ)65だった松山は、もっと一貫性のあるプレーができること、そしていつかメジャーで優勝した初の日本人となることを望んでいる」とし「(4日間のうちの)2日は良くできたが、それだけでは(優勝するのに)十分ではなかった」との松山のコメントも加えた。 松山のこの日の猛追については、他の海外メディアでも取り上げられた。 スポーティングニュース誌の公式サイトは「フィールドに残っていた中で最高ランク(4位)の松山は、最終ラウンドで6アンダーの66と猛チャージをかけて来た。15番ホールのパー4では、フェスキューにティーショットを打ち込んでボギーとしてしまったが、16番ホールのパー3と、18番ホールのパー5ではバーディーで終わらせた。だが(優勝するのに)十分ではなく、最終的に2位タイで終えた」とした。 ボストン・グローブ紙の公式サイトでも「松山は優勝争いに加わるためにベストを尽くした。トップから6打差で始め、6アンダーの66でリーダーボードを急上昇した。18番ホールをバーディーで終え、ケプカに一打差で終えたが、ケプカは終盤火がつき、自らと他の競技者の差を広げた」とした。 ゴルフ・マガジンの公式サイトも「松山は6打差でスタートしたが、11、12、14、16、18番ホールでバーディーとし、リーダーにプレッシャーをかけていった。ラウンドを終えた時点で単独2位だったが、その時点でまだ13番ホールだったケプカがその後14、15、16番ホールでバーディーとしてリードを奪った」と松山の猛チャージぶりと、それにも怯むことのなかったケプカの様子を伝えた。 日本人として歴代最高のランキング2位となった松山の名前は、海外のゴルフファンに、これまで以上にしっかりと刻まれたのは間違いない。