右大腿骨骨折から復活!中日・岡田俊哉投手がナゴヤ球場に家族を呼ばなかった理由とは
4月20日、中日ドラゴンズの岡田俊哉投手がナゴヤ球場でのオリックス戦で1年ぶりに登板しました。15年目の左腕である岡田投手は、昨年2月に楽天との練習試合で右大腿骨を骨折する大怪我をしていました。27日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭敬一アナウンサーが、岡田投手の復帰に向けた決意を語ります。 【動画】8回117球13奪三振の大熱投!吠えた梅津晃大のラスト1球!!気迫満点の雄叫びはコチラ【2分5秒~】
右大腿骨骨折
2023年2月22日、キャンプ中の練習試合で右大腿骨を骨折した岡田投手。野球選手がこの骨を折るということは異例中の異例。手術をした医者曰く「交通事故を起こした時ぐらいの衝撃」だそうです。 岡田投手自身は、日常生活が送れるようになればと思っていたそうです。 松葉杖が取れ、両足で歩けるようになったのは2023年の夏。ここまでの数か月間でメンタルがどんどん落ちていったとか。 ナゴヤ球場でリハビリメニューをこなしていた岡田投手ですが、球場でプレーするチームメイトを見るのが何よりも辛かったそうです。その姿を見れば見るほど、自分の今の立ち位置を痛感して耐えられなかったと振り返ります。
支えは家族
岡田投手の一番の支えは、妻、長女、長男、次男の5人家族でした。 若狭「パパが大怪我しても家族は落ち込まない。逆に、パパを一生懸命励まそうと、無理して明るく振る舞うわけでもない。普通でいてくれた。これが岡田家の素晴らしさだと思います」 食卓に並ぶ料理が明らかに高たんぱく、低カロリーの身体に良いものに変わったそうです。勉強して作ったはずの料理を「身体のことを考えて作ったの」などと言うこともなく普段通り。 長女は歩きづらいパパのために、勉強机に向かう時に自分が使っていたキャスター付きの椅子を勧めてくれたそうです。 若狭「そんな奥さんや娘の優しさもパパには十分伝わっていました。岡田投手は『生きる活力を家族に貰った』と話していました」
ポジティブ思考
昨年の秋のキャンプオフの自主トレ、今年に入っての春のキャンプと、復活に向けて徐々にステップアップした岡田投手。 ところが今年2月21日、読谷球場でバッティングピッチャーを務めて6球投げたところ、左アキレス腱の肉離れを起こしてしまいました。 若狭「嫌ですよね、怖いですよね。あの大怪我をした日にちとほぼ同じ日付ですよ。去年の右足が2月22日、今年の左足が2月21日。野球の神様はなんでここまで岡田をいじめるのか?」 実はこの時の気持ちを岡田投手に直接聞いて驚いたという若狭。左投げの岡田投手は軸足が左足です。「軸足を怪我したということは、投げる時にしっかりと蹴れている証拠」とポジティブに捉えていたそうです。 続けて「やっと軸足が使えるところまで来たってことですよ。左足を怪我すると右足の痛みって、ホント忘れるんですよね」と語ったとのこと。