イラン大統領搭乗ヘリ、山中で不時着 濃霧で捜索難航
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【5月20日 AFP】イランのイブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)大統領とホセイン・アミール・アブドラヒアン(Hossein Amir-Abdollahian)外相らが搭乗したヘリコプターが北西部の東アゼルバイジャン(East Azerbaijan)州で19日、消息を絶った。現場は濃霧に覆われた山岳地帯で、捜索活動は難航している。 国営テレビは同日午後、同州ジョルファ(Jolfa)地域で「大統領が搭乗したヘリコプターが事故に遭った」と最初に報じた。 一方、アフマド・バヒディ(Ahmad Vahidi)内相は、ヘリは悪天候の中で「不時着」したとし、「通信が途絶えている」と明らかにした。 ライシ氏は、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領と共にダムの落成式に出席するため、同国との国境地帯にある東アゼルバイジャン州を訪れていた。 事故を受け、イラクやクウェート、カタール、サウジアラビア、シリア、トルコ、欧州連合(EU)などが支援の意向を表明。ロシア非常事態省は20日、「イラン側の要請」により救助隊を派遣すると発表した。 映像は国営イラン放送傘下のニュースチャンネルIRINNと、イラン赤新月社(Red Crescent Society)より提供。(c)AFPBB News