タクシー業界以外の参入も 「ライドシェア」導入へ大阪府市が制度案 万博で需要増想定
一般のドライバーが自家用車に客を乗せて走る「ライドシェア」の、2025年大阪・関西万博での導入を目指す大阪府と大阪市は14日、国に提案する制度案を決定しました。需要と供給に応じて変動する運賃「ダイナミックプライシング」の採用などを掲げています。 大阪府と大阪市は、万博開催に伴う移動需要の増加を想定し、2024年秋から万博期間中にかけて、府内全域で「ライドシェア」の導入を検討しています。 府市がまとめた案によりますと、ドライバーの業務委託契約を可能にするほか、需給に応じて運賃を変動させる「ダイナミックプライシング」を採用するとしています。 また、より多くのドライバーを確保するため、実施主体としてタクシー業界以外に、新規事業者の参入を認める方針を盛り込んでいます。 ライドシェアは現状では「白タク行為」にあたるとして、法律で禁じられています。 政府は導入に向けた制度整備を進めたい考えで、府市は国に対し、今回の制度案を速やかに提示することにしています。
ABCテレビ