一度は見たい「芝桜」の絶景! 咲き誇る40万株「花の海」秩父・羊山公園レポ
今年は芝桜の花見に出かけてみよう。おすすめは秩父の武甲山(ぶこうざん)の麓にある「芝桜の丘」だ。見ごろになると、ピンクや白、淡い青の芝桜が咲き誇り、春の風に舞いながら丘一面を華やかに染め上げる。 ■【画像】40万株が一面に咲きほこる「花の海」のような「羊山公園の芝桜」武甲山や丘陵地のパッチワークなど園内の展望スポットの写真をすべて見る 例年、この見事な芝桜が訪れる人々を魅了し、秩父のシンボルである武甲山の美しさとともに心に残る花見スポットとなっている。ドライブがてら、行ってみてはどうだろう。
■「芝桜の丘」とは?
埼玉県秩父の美しい大自然に抱かれた武甲山の麓に秩父の憩いの場「羊山公園(ひつじやまこうえん)」がある。その一角に「芝桜の丘」は広がっており、1万7600平方メートルに及ぶ広大な丘に10品種、40万株以上の芝桜が咲き誇る。まるで色とりどりの花で編み上げられた、魅惑のパッチワークのようだ。 見頃は、例年4月中旬から5月上旬にかけて。この時期多くの人が訪れ、露店も立ち並びお祭りムードが一気に高まる。2024年の「芝桜の丘」の開園日程は、2024年4月12日(金)~5月6日(月・祝)となっている。 ●芝桜の丘住所:埼玉県秩父市大宮6360 駐車場:羊山公園 第1駐車場(芝桜有料期間中500円) ※開園期間中は周辺の交通は規制されるので、通行の際には指示に従うこと 入園料:300円(中学生以下は無料) 開園時間:8:00~17:00
■園内の歩き方
特に決まった順路等はなく、行きたい場所に行って美しい芝桜を楽しめばよい。筆者が訪れたのは、コロナ後に初めて開園した年の2022年4月25日(月)。まだ満開とは言えず、少し早い感じであった。一般的に滞在時間は1~3時間と言われているが、筆者の感覚としては1時間はあわただしい。 駐車場から南へ5分程歩いていくと入口があり、そこで入園料を支払う。入園後しばらく歩くと菖蒲田口(しょうぶたぐち)があり、そこまで来ると芝桜が目に入ってくる。 そのまままっすぐ(南に)歩くと、道が谷となっており左右に斜面が広がり、すばらしいパッチワークのような芝桜が咲き誇っている。筆者はまず、右手の斜面を散策した。 来た道に戻り、今度は左手にある斜面の高台に登ってみる。ここからは、向かい合っている反対側の斜面が見渡せ、芝桜のパッチワークが美しい。この辺りでは、座って美しい景色を眺めながら休憩している人がたくさんいた。 北側には秩父のシンボルである武甲山も見ることができる。 今度は、一度元の道に戻り、反対側の斜面の南側の花をゆっくり眺めながら正面の大きな杉の木を目指して斜面を登っていく。 出口付近にはチューリップ畑が広がっている。遅咲きの桜もまだ咲いていて、いい味わいを出している。 その先は大きな広場となっており、そこに観光案内所や多くの露店が並び、お土産を買ったり、B級グルメを楽しんだりする人たちで賑わっていた。筆者はソフトクリームを食べて疲れを癒した。 帰りは羊山公園の通路をたどって、駐車場方向へ。途中、さまざまな花が咲き、また稲荷神社にも立ち寄れ、帰り道も楽しい。 最後は駐車場を見ながら左手の坂を登り、見晴らしの丘まで行ってみる。ここは秩父の街並みを見渡せる高台で、この日も景色がすばらしかった。