【中日】井上新監督が名古屋残留選手らに訓示「俺が好きな選手になってくれ」
中日井上一樹新監督(53)が12日、ナゴヤ球場で始まった秋季練習で1軍中心のナインに訓示した。 【写真】練習初日、開始前にナインに話をする井上監督(中央) 選手最年長の大島洋平外野手(38)、投手最年長の涌井秀章投手(38)らベテランも参加。「(就任)会見でも言ったけど、俺が好きな選手になってくれ。それが一番。今までの自分の殻を少しでも破って、やる気とか元気とかみなぎるものが見えない者を俺は好きではない。目標がみんな一緒でないとチームは勝てない」と約15分、選手たちを車座の中央で熱弁した。 全体訓示の後は、大島、涌井、中田ら秋季練習でのフリー組12人を指名。「年齢も踏まえているけど信頼している。自覚を持ちながら調整してくれ。春からお前たちはまた新たなシーズンが始まる準備を怠らないでやってほしい」と、ベテランたちへの信頼感を前面に出した。 秋季練習はナゴヤ球場で10月終盤まで挙行。新監督は、大塚1軍投手コーチ、森野2軍打撃コーチ、渡辺育成野手コーチらに名古屋残留組を任せ、宮崎県でのみやざきフェニックス・リーグに向かった。 ○…中日井上新監督が今季国内フリーエージェント(FA)権資格の取得条件を満たした福谷、木下と直接対話をした。「俺の中での気持ちは伝えた。個人の取得したものを使うか使わないかは自由。一緒にやってきた仲間だから、必要じゃないと思う人間はおらんだろうっていう話はした。いい悩みだから1カ月くらい悩んどけって言っときました」。ベテランコンビに、自慢の「コミュ力」で、残留へのラブコールを送った。新指揮官は今季で契約が切れる守護神マルティネス引き留めへ直接出馬も明かしている。