食費を月4万円節約できた「冷蔵庫収納と買い物」の見直し術。収入減でも貯蓄額はアップ
教育費や離婚、親への援助や病気など、人生に起こりうる不測の事態。それに伴うお金のピンチを乗り越えた人が実践していたことをご紹介。ここでは、月収が20万円ダウンしたのをきっかけに家計管理に目覚め、貯蓄アップに成功したかつみさん(仮名)のアイデアを見ていきます。ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんからのアドバイスも。 【写真】冷蔵庫は“7割収納”で食材ロス防止
収入が減っても貯蓄額と幸福度がアップ
夫と中学生の長女、小学生の長男と4人で暮らしているかつみさん。時間も気持ちにも余裕がない生活がつらく、3年前に正社員からパート勤務へ変えたことで、収入が大幅に減ったそう。 「月収20万円、年収だと400万円ダウンの大ピンチ。家計を見直す必要に迫られました。そこでまず行ったのは、冷蔵庫収納と買い物術の見直し。ロス食材をゼロにしたり、外食やお総菜を買う機会を減らしたりと工夫をして、食費を月4万円節約できました」(かつみさん・以下同) ほかにも、被服費や美容費など、本当に必要なものに絞ることに。 「忙しかったときは、お金を使うことがストレス発散の方法でした。不必要なものを買わなくなった今、収入は減ったのに総貯蓄額はアップ。時間もお金も有効に使えている毎日が幸せです」
●かつみさんの家計表
月収 430,000円(夫婦2人分の手取り・児童手当含む) 住居費 62,000円 食費 46,000円 外食費 4,000円 月の貯蓄 80,000円 共働き時代は外食やお総菜に頼ることも多く、食費が月9万円オーバーもザラだったそう。 「食材を使いきれず、冷蔵庫には干からびた野菜が眠ることも多かったです。また、収入はあるはずなのになぜか月の貯蓄はほぼゼロで…。カードの支払いに追われ、気がついたら赤字の月もありました」 そこから家計を見直して、現在はコンスタントに月8万円の貯蓄が可能に。 「外食費4000円は毎月積み立て、数か月に1度家族でぜいたくすることも。夏と冬で各約70万円もらえるボーナスは、税金やローン返済、レジャーなど大きな出費用にしています」