【大学選手権】昨秋まで首都2部の帝京大が関学大破り53年ぶり勝利で8強 先発栄龍騰8回10K
<全日本大学野球選手権:帝京大4-3関学大◇12日◇2回戦◇神宮 7年ぶり3度目出場の帝京大(首都)は、関学大(関西学生)とのシーソーゲームを制して、53年ぶりの白星を挙げて準々決勝進出を決めた。 【一覧】全日本大学野球選手権・組み合わせ 投げては先発左腕、栄龍騰投手(4年=津田学園)が8回3失点10奪三振と好投した。序盤に3失点も「最初は変化球がボール球になって振ってくれなかったのですが、変化球でカウントが取れるようになっていったので」と、変化球を軸に立て直した。左打者の内角へのスライダーを効果的に多用。粘り強い投球で、勝利を呼び込んだ。 打線は9回2死から3番彦坂藍斗外野手(3年=享栄)の左越え三塁打でチャンスメーク。4番山本涼貴外野手(3年=聖望学園)の左中間を破る適時三塁打でついに勝ち越した。4番は「ちょっと上がり過ぎたなと思ったんですけど、落ちてくれて良かったです」と、ユニホームと同じ赤色に染まった応援席へガッツポーズ。満面の笑みを見せた。