中国発プレミアムEVブランド「ジーカー(ZEEKR)」が2025年内に日本上陸へ
コンパクトSUV「X」とラージMPV「009」がまず上陸か
日本に上陸するのはコンパクトSUVの「X」とラージMPVの「009」だという。ただし、009はかなり大型なので国内導入は見送られる可能性もある。むしろ、技術的フラッグシップでもあるミッドサイズセダン「007」、もしくはそのSUVバージョンとも言える「7X(2024年後半現地発売予定)」となる可能性のほうが高い。 【ZEEKR X】 ボルボEX30とアーキテクチャーを共用。すでにタイでも右ハンドル仕様の発売も始まっており、日本市場導入のハードルは低い。全長4450×全幅1836×全高1572mm、ホイールベース2750mmとサイズ的にはレクサスNXよりややコンパクトだ。 【ZEEKR 009】 去る7月19日にバージョンアップを実施し、一部グレードに800Vアーキテクチャーを採用したほか最新NoAも搭載。同時に右ハンドル市場である香港でも正式に発売が開始された。香港ではHKD755,000(約1425万円)~で販売される。全長5217×全幅2024×全高1812mm、ホイールべースは3205mmと巨大。6人乗りと7人乗りをラインナップしている。 【ZEEKR 007】 2024年1月に発売開始された最新モデルでありブランド初のミッドサイズ ラグジュアリーセダン。800Vアーキテクチャー、NoAによる最先端のADASシステム、リアアンダーボディにギガキャストを採用する。全長4880×全幅1900×全高1448mm、ホイールベース2928m。 【ZEEKR 7X】 2024年末までに中国での発売開始が予定されている期待のニューモデル。全長4825×全幅1930×全高1656mm、ホイールベース2925mmのミッドサイズSUVであり、セダン007の兄弟車的な位置づけ。搭載されるテクノロジーもほぼ同等だ。テスラ モデルYの強力なライバルになると予想されている。
実店舗販売か、それともオンライン販売か?
気になるのは、日本市場でどのような販売方法を採用するかという点だ。日本独自のCHAdeMO規格への適合は難しくないと思われるが(すでにボルボEX30でノウハウの蓄積有り)、どのような販売方法を採用するのか。先行するBYDは、日本市場の特性に合わせて実店舗網の整備に余念がない。オンライン販売を続けてきたテスラも、最近ではショールームの開設に力を入れるようになってきた。さて、ジーカーが思い描く青写真はいかなるものだろうか。まずは今年第4四半期に予定しているショールームの開設を期待して待ちたい。