二宮和也“誠司”と中谷美紀“桔梗”が密約を交わすなか、ミステリー度が深まる展開に<ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~>
二宮和也、大沢たかお、中谷美紀がトリプル主演するドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第5話 が11月6日に放送された。自分について知るために桔梗(中谷)の元を訪れた誠司(二宮)。2人の接触で物語の大きな鍵となる謎に迫っていく面白さに引き込まれる展開になった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】すまし顔の中谷美紀“桔梗”と着ぐるみを着た二宮和也“誠司” ■誠司が桔梗の元へ 同ドラマは、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった一日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。 主人公は別々の人生を歩んできた、まったく関りを持たない3人の男女。記憶を無くした逃亡犯の勝呂寺誠司(すぐろじ・せいじ/二宮)、臆病で頑固な洋食店のシェフ・立葵時生(たちあおい・ときお/大沢)、地方テレビ局「横浜テレビ」の報道キャスター・倉内桔梗(中谷)だ。3人の物語が並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たす。 第5話では、誠司が自分のことを調べている桔梗のいるテレビ局へ。「教えてくれ。俺について知っていることをすべて」と願った。 ■誠司に独占インタビューを申し込む桔梗 巡回中の警察官から誠司の身を隠すため、テレビ局内に招き入れた桔梗。彼がいま記憶喪失であることを知った桔梗は、誠司の本当の名前が“天樹勇太”で、警察官だった父が、ある事件の犯人を射殺してしまったことを苦に自殺したことを教えた。そのことから誠司が拳銃で殺人事件を起こすとは思えないとも。 一方、誠司は今の名前と、国際犯罪組織アネモネという名称は伏せ、危険な組織に所属する人物だと告げた。 桔梗はそんな誠司に独占インタビューを申し込んだ。 桔梗のほかにもう一人、自分のことを知っている人物であり、誠司が容疑者となった事件についても知る警視庁の蜜谷(江口洋介)のことを明かした誠司は、ひき逃げ事故にあった蜜谷の状況を調べることをインタビューの条件にし2人は密約を交わした。 ほかの社員、スタッフに見つからないよう、桔梗にテレビ局のマスコットキャラクターの着ぐるみを着せられた誠司が、音楽番組のリハーサルに駆り出され、ダンスさせられるというコミカルなシーンを挟みつつ、ミステリー色が深まる展開となった。 ■誠司を巡る展開で痺れる描写が続々と 前回、桔梗は自身が担当していた報道番組の最終回で一連の事件について報道できなかったことで悔し涙を流した。それは上層部の意向でつぶされてしまったわけだが、今回の誠司との接触で生気を取り戻したとでもいおうか、イキイキとした表情に。 蜜谷のひき逃げ事故に遭遇した記者がいたという情報を聞きつけてやって来た神奈川県警のカレン(松本若菜)が勝手に映像を見ていたことを責め立てる場面では、報道に携わる者としての矜持が垣間見えるかっこよさだ。 その間には、ひき逃げ事故にあったものの、とっさの受け身により軽傷ですんだという不死身な蜜谷がアネモネの2代目・ミズキ(中川大志)に会いに行き、誠司の行方を探ろうとしていた。2人の間には、けん制しあうヒリヒリした空気感が漂った。 そして、第1話で誠司が逃げ込んだ時生の店のレストラン編も、誠司たちとさらに絡み合ってくる様相が。前回、街中で誠司とぶつかってしまった時生。そのとき2人のスマホが入れ替わったようだったが、本話で時生がスマホの電源を入れたとき、ミズキのスマホのGPSアプリが反応する様子が映し出された。 ラストはテレビ局を出て、“天樹”の墓を訪れていた誠司が桔梗に連絡を入れたとき、何者かに連れ去られてしまう展開で終わった。 タイトルがトレンド入りし、誠司が着た着ぐるみのキャラクター「よこテレちゃん」もトレンドTOP10に迫る勢いに。視聴者からは「どんどんおもしろくなってく」「まさにから騒ぎになってきた感じ」「桔梗さんかっこいい」「よこテレちゃんのダンス可愛かったな」といった感想が上がったほか、次回予告で時生の店でミズキがみじん切りしている姿が映し出されたことに「楽しみ過ぎる」と反響を呼んだ。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部