【全日本】世界ジュニア王者“ミスター斉藤”土井成樹に挑戦の田村男児「厳しく激しいタイトル戦をするために挑戦表明しました」
10月12日埼玉・行田大会で“ミスター斉藤”土井成樹の保持する世界ジュニア王座への挑戦が決まった田村男児。9月16日大阪大会で世界ジュニア王者の土井は佐藤光留と「童貞を殺すセーター対決」と題しセーター姿で3度目の防衛戦。この試合後、田村はリングに登場し、セーター姿で戦った先輩レスラーを公開説教。「厳しく激しい世界ジュニア戦がやりたい」と土井に挑戦表明した。 【写真】本田竜輝が田村男児を倒し『ホンダンス』。9.22後楽園、宮原を撃破し決勝は綾部とのELPIDA対決だ! ――9月16日大阪大会、土井成樹vs佐藤光留戦の試合後、かなり憤ってましたね。 田村:リング上でセーターを着て世界ジュニア戦がありました。40代の大人たちがセーター着て、何をやってるんだか…しかも土井さんはチャンピオン。チャンピオンの土井さんが先にセーターを着たのが悪いんですけど、光留さんも着るから良くない。 権威ある世界ジュニアを、あの人たちは何だと思っているんだと怒りが収まらなくて気がついたらリングに上がっていました。
――そのリング上で挑戦表明、10月12日埼玉・行田大会で土井成樹選手の世界ジュニア王座への挑戦が決定しました。 田村:神聖な世界ジュニアが、あのような格好で戦うのは黙っていられない。もっと厳しく激しい世界ジュニア戦をしたくて挑戦表明しました。 ――「厳しく激しい」と言えば、9月19日新木場大会、王道トーナメント2回戦の本田竜輝戦は文字通りの戦いでしたね。 田村:本田は、全日本プロレスの“陽”の明るく楽しい部分が全面に出るレスラーですが、激しい部分も持っています。だから俺が“陰”の暗く激しい部分を引き出してやろう、とリングに上がりました。
――たしかに本田選手の激しい部分を引き出した試合でした。井上凌選手に「ユニットに所属しないのか」と伺ったら、戦うスタイルが合うのは田村選手以外いないと話していました。 田村:たしかにそうかもしれない。今の全日本で、俺のスタイルと似ているのは井上かもしれないですね。 ――井上選手とタッグを組んでタイトル挑戦の可能性はありますか? 田村:全日本の中ではタッグを組む可能性が高いと思います。ただ俺は全日本プロレスで「触れたら危険」といった“腫れ物的な存在”で面倒な人だと思われています。 本来、俺はキャリア的にゼンニチ新時代側、それなのに馴染めないというか…「みんなと同じチームに入っても面白くない」と。 本田や安齊(勇馬)、所属ではないけどイケメンさん(黒潮TOKYOジャパン)のように根っから明るい人がいる。一方で(鈴木)秀樹さんや諏訪魔さんみたいに多少面倒な人も必要だと思います。
――10.12行田大会は“陽”の世界ジュニア王者・土井選手と“陰”の田村選手の戦いになりそうですね。 田村:さすがにセーターを着て戦いませんが、毎回セーター対決がタイトル戦になってはダメなんです。 「過去を見ろ」とは言わないけど、世界ジュニア王座は偉大なレスラーたちが身体を削り合い継承されてきた大切なベルト。絶対に失ってはいけないものがある。それを10月12日埼玉・行田大会でチャンピオンの土井成樹にぶつけたいと思います。
まるスポ編集部