右肘不安で正式契約遅れ どうなるマエケンのド軍入り?
その後岩隈は、すぐに古巣のマリナーズが「健康になんら問題はない」と判断して再契約を結んだが、マリナーズの医療スタッフがOKとするようなレベルの故障不安にノーを突きつけるほど、ドジャースの身体検査基準は厳しい。今回も最悪のケース、白紙撤回となる可能性もゼロではない。 もしド軍との話がご破算になれば、ポスティング期限が迫っているため、他球団との交渉時間がほとんどない。ヒューストン・クロニクルが、この日、アストロズが前田と交渉していた事実を報道したが、ご破算にするならば、ドジャース側も一日でも早くマエケンサイドに伝えなければ、今オフのメジャー移籍のチャンスを失ってしまうことになる。 ただ、前田は、マエケン体操が有名になるほど、肩肘へのケアとコンディショニングには常に気にかけていて、WBCに参加した2013年は、右腕の故障に苦しんだ時期があったが大きな故障暦はなく、昨季も206イニング3分の1を投げた。長年の勤続疲労で見えない異常がみつかったのかもしれないが、「契約は大丈夫だろう」が、現地の見方。前述のESPN記者も、48時間以内に正式契約されるだろうとの見通しを伝えている。 いずれにしろ、マエケンには、残り3日しか時間は残されていない。