8月、片山津にドローン竜 柴山潟の花火を背に300機 新幹線開業後の目玉に
加賀市の片山津温泉観光協会は8月、柴山潟に打ち上がる花火を背景にドローンが飛行する「柴山潟ラグーン・ファイアワークス」(北國新聞社後援)を新たに開催する。300機のドローンを使い、夜空に柴山潟の竜神伝説にちなんだ竜などを描き出す。3日の公開リハーサルでは旅館関係者ら約50人がショーや和太鼓演奏を楽しみ、北陸新幹線敦賀延伸後、最初の夏の目玉になることに期待を高めた。 ドローンショーは8月1~31日に毎晩実施する「納涼花火まつり」のうち、20~23、26~31日の午後9時から行う。演出は10分程度で、ドローンショー・ジャパン(金沢市)が協力する。 リハーサルではドローン飛行のみが行われ、テーマソング「夜空舞う」に合わせて竜神伝説を表現した竜や浴衣の帯、「片山津」の文字などを闇空に描いた。県内を拠点に活動する女性和太鼓グループ「DIA+(ダイアプラス)」も勇壮な演奏を披露した。 浮桟橋に宿泊者向けの特別観覧席を設け、くつろぎながら光の演出を楽しめるようにする。カヤックをこぎ、湖面からショーを楽しむツアーも予定する。 湯の元公園では片山津商工振興会が1~23日に「うきうき縁日」を開き、地元商店の出店やキッチンカーを並べる。 片山津温泉観光協会の金子達郎会長は「10日間も続けて花火とドローンショーを行うのは全国でも他にないイベント。片山津の夏の夜の楽しみ方を増やしていきたい」と話した。