クマ生息地で…「調査用センサーカメラ」盗まれる 札幌市が被害届「市民の安全に多大な影響」
札幌市は1日、札幌市中央区伏見3丁目の「伏見都市環境林」で、クマ生息調査用のセンサーカメラ1台が盗まれたと発表しました。 市によりますと10月28日、都市環境林内に設置された無人センサーカメラ1台(3万4000円相当)が盗まれているのを、メンテナンスに訪れた職員が見つけたということです。 センサーカメラは、盗難防止用のセキュリティボックスやワイヤー錠ごとなくなっていて、人為的に持ち去られた可能性が高いということです。 事件が発生した都市環境林は、複数頭のメスのクマが定着し、人とクマのあつれきが深刻化している「重点対策エリア」で、センサーカメラによるクマの行動監視が日夜続けられています。 札幌市は「センサーカメラの窃盗はもちろんのこと、故意に触る、位置を動かすなどの行為は、市民生活の安全確保に多大な影響を及ぼす結果になりかねない」として、同様のセンサーカメラを見つけた場合も、決して触れないよう呼びかけています。