8年前の熊本地震で家は半壊 ミス・インターナショナル日本代表の植田明依「復興は長期的な目で」
今は技術的なところで、毎週レッスンを受けてウォーキングを頑張っています。ミス・インターナショナルとしてイメージされる理想の姿に近づけるために勉強しているのですが、同時に自分はどんな人でありたいかも考えています。理想の姿を追い求めながら、自分の軸は持っていたいと思っています。 尊敬する方から、「365日、24時間、360度、いつどこから誰に見られても同じ人でありなさい」と言われていて、それができるように頑張っているところです。
■世界大会を前に ── 2024ミス・インターナショナル日本代表に選ばれる前に、2023年のミス・クマモトとしても活躍されていますが、地元の熊本県の魅力はどんなところでしょうか。 植田さん:生まれも育ちも、大学も就職も地元の熊本で、家族と一緒にずっと過ごしてきました。自然が豊かなところが本当に大好きです。阿蘇と天草という2大観光地があり、海も山もあって水も空気も綺麗です。 人のあたたかさも魅力のひとつです。みなさん、すれ違ったら声をかけあっていますし、実家でも近所の方から採れたお野菜をいただくことも多いです。地元ではたくさんの方がお会いするたびにおめでとうと言ってくださって、お花を贈っていただいたり、横断幕を出していただいたりしました。熊本の自然と人が大好きなところです。
── 世界大会への意気込みを教えてください。 植田さん:大会に挑戦できなかった方もいますし、ファイナリストのみなさんを代表するという意味でも、相応しい人物になれるようにと考えています。人に認められて、自分でも認めてあげるような努力と準備をしていかねばと思っています。 先日も、日本文化や歴史について学ぶ機会があったのですが、博物館を訪れたり、江戸切子を作っている様子の見学をしたりしました。改めて日本史や世界史について学び直す必要もあると思いましたし、熊本はもちろん、全国の観光地についても詳しく説明できるように勉強しようと思っています。外国人観光客の方も増えていますが、日本の文化は海外の方に魅力を感じていただけるところが多いので、お着物を着ることなどもそうですが、自分で体現しながらその良さについても伝えていけたらいいなと思います。
PROFILE 植田明依さん 2024ミス・インターナショナル日本代表。1998年生まれ、25歳。熊本県宇土市出身。現在は家庭科非常勤講師として熊本県内の私立高校に勤めながら、モデルとしても活動。趣味はスポーツ観戦・旅行・器集め。 取材・文/内橋明日香 写真提供/植田明依
内橋明日香