8年前の熊本地震で家は半壊 ミス・インターナショナル日本代表の植田明依「復興は長期的な目で」
■プロサッカー選手の兄の存在 ── Jリーグの鹿島アントラーズに所属するお兄さんの植田直通選手は日本代表としても活躍されました。
植田さん:兄は高校生から寮に入って実家を離れていました。そのままプロとしてデビューし、国内チームに所属したあと海外チームに移籍したので、その間はあまり会えていなかったのですが、日本に帰国してから交流が増えたと思います。連絡もそうですし、直接会う頻度も増えました。大人になってより仲良くなった感じがします。 ── ご家族はみなさんスポーツをしているんですか。 植田さん:父はなんでもできるのですが、特に長距離や野球で、母はバレー、姉がハンドボール、祖父が駅伝をしていました。田舎なので、遊びといえば走るとか、木登り。小さい頃から自然と体を動かして育ってきました。私も小学生の頃からバスケットボールを始めました。
── ご家族はどんな存在ですか。 植田さん:大会に挑戦するというのはメンタルの維持や準備も含めて大変なところは多いのですが、家族には普段のままでいてもらえることがありがたいです。自宅ではくつろげる空間を作ってくれていますし、姉も以前、コンテストに挑戦したことがあったのでフォローしてくれるところも多いです。ドレスはこっちがいいかなとか、具体的なアドバイスは助かりました。 ── 今年の秋にミス・インターナショナルの世界大会を控えていますが、先にお兄さんは世界を舞台に戦っていますね。参考にしているところはありますか。
植田さん:頑張っている兄の姿を見て、食生活の面からサポートしたいという思いもあって管理栄養士の資格を取りました。国家試験に合格した際に、「応援してもらったから無事に合格できたよ」と兄に報告したら、「俺のおかげじゃなくて、自分の努力だよ」と言われました。周りへの感謝はもちろん大切なことなのですが、道を切り開くためには自分の努力が必要なんだと改めて思いました。兄のこういう姿勢を見習っていきたいです。