◆ＡＣＬ２▽Ｅ組第３節　広島２―１シドニーＦＣ（２３日・広島サッカースタジアム） 　広島はシドニーＦＣに２―１と勝利し、３連勝でＥ組の首位に立った。前半２０分、右ウィングバックサイドのＭＦ新井直人のクロスを、左ウィングバックのＭＦ東俊希が左足ダイレクトボレーで決めて先制。後半１０分には途中出場ＦＷソティリウが巧みなターンから追加点を奪った。後半４５分に失点したが、リードを守り切った。スキッベ監督は「勝ち点３取れたことが重要だった」と振り返った。 　Ｊ１で首位に立つ広島は、１９日には湘南にリーグ戦１２試合ぶりの敗北。中３日で迎えたこの試合に、スキッベ監督はリーグ戦の主力、大半を先発起用。前半８分にはＤＦ荒木隼人が負傷交代するアクシデントもあったが、総力戦で勝ちきった。 　シドニーＦＣはかつてバイエルンなどでプレーした元ブラジル代表ＭＦドウグラス・コスタを擁し、質の高い攻撃を披露。しかし広島は元日本代表ＧＫ佐々木翔をはじめ、ＤＦ中野就斗、中盤のＭＦ松本泰志らが守備で要所を締めた。今季限りでの引退を発表したＭＦ青山敏弘はベンチ入りしたが出場はなし。試合後はホームのサポーターから、２１年間広島ひと筋でプレーしたバンディエラに感謝のチャントが贈られた。